内容説明
私の瞳は、なにも映さない。お母さんのタルトは美味しいし、家の裏にある森はいい匂い。ひだまりは暖かい。でもいつか、皆が夢見るように語る、美しいものを見てみたかった……。草原で出会った魔法使い・ヒトが私にくれたのは、「綺麗なものだけが見える」不思議な目だった。これは、あなたが見失ってしまった綺麗なものをもう一度見つけられる、やさしさと友情のお話――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
102
絵本とか童話っぽい感じの話。お母さんグッジョブ。2017/09/11
takaC
78
なかなか技巧的だけど何となく物足りない。2018/10/10
papako
74
タイガ半額セールで。おとぎ話ですね。それほど目新しさとか驚きとか、そういうのは全然ないけれど、すごくじんわりとよかった。短いので、小学生でも楽しめそうです。表紙、ちょっとイメージと違うかな。こういう感じじゃなくて、もっとキラキラした感じでした。2017/11/06
おかだ
58
苦労しながら読んだ。ファンタジー?いや、おとぎ話?小さい頃に目が見えなくなってしまったヒカリが、森の中で出会った魔法使い・ヒトに”綺麗なものだけが見える目”を与えてもらう。なぜこの魔法使いがそんな魔法をかけたのか、その理由がとても良かった。ほっこり、あたたかい気持ちになれるお話だった。でもなんだろう…ディズニーのアニメを、舞台を日本に変更して日本人で実写化しました~的なミスマッチ感があるな。舞台が外国ならもうちょいファンタジックで雰囲気良かったかな。2019/09/18
カメ吉
58
なかなか良いファンタジー?な感じでしたが、切ない読後感がたまりませんね。魔法使い『ヒト』の優しさが響きました。『美女と野獣』が一瞬ですがイメージされました。優しくて切ない作品って感じでした。2017/10/17