日本経済新聞出版<br> 日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用

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日本経済新聞出版
日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用

  • 著者名:大湾秀雄【著】
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 日経BP(2017/07発売)
  • ポイント 23pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532321505

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内容説明

◆働き方改革の実行や、女性管理職の育成、労働生産性アップ、ストレスチェックなど、人事部門は、様々な課題について現状を正確に把握し、数値目標を立てて改善に取り組まねばならなくなった。本書は、多くの日本企業が抱えるこれらの人事上の課題を、データを使ってどのようなに分析し、活用すればよいのかを解説。

◆著者が、株式会社ワークスアプリケーションズや経済産業研究所(RIETI)と連携して行ってきた研究成果を活かし、具体的に、読者が自分の会社で使えるように解説する。

◆女性の管理職育成が候補者を選ぶところから行き詰まってしまうのはなぜか、早期退職者を減らすにはどうしたらよいか、労働時間管理をどのように行えば良いのかなど、具体的にいま日本企業が抱えている問題を取り扱う。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんちゃん

27
人事といえば「密室」という印象を持つ人も多いのではないか。それを「科学する」というのだから気になる。しかし、人事の裏側を暴露する趣旨ではなかったようだ。つまるところ「とかく曖昧になりがちな人事制度や政策の効果を統計的手法を用いて検証しましょうよ」という話だ。「こんな風に分析してみたらどうですか、ほら面白そうでしょ」という話題が中心で、「詳しくは他のちゃんとした専門書を読んでね」という。新書のような中途半端さがもどかしい。「そうね、統計ってうまく使うと便利だよね」というのが率直な感想だ。2017/09/19

Kazehikanai

17
人事は確かに精緻な分析を怠り勝ちで、推測と仮定に基づいた対策に終始し、その結果の検証は不十分。統計学を基にした分析は、多くの示唆を与えてくれるのがわかる。しかしながら、統計学素人の私にはその数式などは理解できても使いこなすのは困難。こうした考え方や発想が必要だよなぁに留まるのは、こちらの問題。女性活躍、働き方改革、採用、管理職評価、高齢者活用など、今直面している問題が取り上げられていたのはよかった。それにしても問題山積だなぁ。参考にしたい。2017/12/17

Artemis

14
採用や、人の配属、人事評価・・人事にまつわる問題は定量的な評価が難しく、判断する人の主観に基づいた定性的な評価判断によるものが多い。問題が根深いからこれだけ働き方改革の時代になっても変化への抵抗もすごい。その精度を変えるには個人の主観的な評価判断では、検討材料にもならない。だからこそ、客観的視点で訴えかけるこういう視点が必要なんだと思う。わかったつもりになるのではなく、実際に生のデータたを使って手を動かしてみること!それで初めて本当に考えることができる問題だと思う。2020/06/10

koji

12
待望の書です。企業人事に結構長く関わってきましたが、私の結論は「人事データをもっと活用し、科学的人事を確立すること」です。本書では、産学官連携プロジェクトの実験データが豊富に示され貴重な研究成果が提案されています。人事の結論(①短期インセンティブ、②ネットワーク情報、③サクセッションプラン)、統計の活用(①差分を取る、②様々な属性をダミーコントロールして回帰式を求める、③サンプルセレクションによるバイアスの補正はヘックマンの二段階移行が有効)とも著者の考えは私に親和的でした。人事関係者以外にもお奨めします2017/12/13

月をみるもの

10
あたりまえなんだけどあくまで統計に基づく話なんで、ある程度の数の採用に関われる人・部署でないと、あんまり役には立たない。相関から因果に、、、とうたってるわりには、因果に持ってくところの方法論が、たんなる解釈しやすいストーリー作成以上のものになってない気がする。。ベイジアンネットつくっても、結局ノードの定義には作成者の恣意が入ちゃうし。。。2017/10/21

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