講談社文庫<br> 転落の街(上)

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講談社文庫
転落の街(上)

  • 著者名:マイクル・コナリー【著】/古沢嘉通【訳】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 講談社(2017/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062935012

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内容説明

絞殺体に残った血痕。DNA再調査で浮上した容疑者は当時8歳の少年だった。ロス市警未解決事件班のボッシュは有名ホテルでの要人転落事件と並行して捜査を進めていくが、事態は思った以上にタフな展開を見せる。2つの難事件の深まる謎と闇!許されざる者をとことん追い詰めていく緊迫のミステリー!

目次

転落の街(上)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

156
またしても過去がボッシュを苛む。今回彼が担当するのは彼の宿敵で目の上のタンコブだったアーヴィングの息子の墜落事件。しかもアーヴィングが強権を発動してボッシュを捜査担当に指名する。この水と油の関係の2人。これほどシリーズを重ねながらもこの男の影はなかなか消えない。振り子のようにボッシュとアーヴィングはお互い離れ近づきを繰り返す。政治的な事情があれど悪に対して絶対的な執着心、己の正義を貫くことを曲げないヒエロニムス・ボッシュ。まさに彼こそ人生の全てを刑事という職業に捧げた、全身刑事ともいうべき存在だろう。2019/11/04

KAZOO

150
久しぶりのコナリーのボッシュシリーズです。出してくれてこんなことをいうのは嫌なのですが、出版社ももうけ主義を止めてくれないですかね。売れるのがわかっているので安心して2冊本にしているのですが1冊でいいはずです。これくらいの厚さであれば。内容は二つの事件、一つは昔の事件を再調査すること、もう一つはボッシュの天敵であったもと副本部長の市議の息子の転落死の調査です。定年延長で働ける時間が伸びたようであとまだいくつか話が続くようです。2016/09/24

ケイ

144
久しぶりにボッシュを読む。ボッシュの生まれが引きずる因縁とか、まとわりつくくらさがない。素直にミステリとして面白い。ボッシュの天敵だった元警官の市議の息子が転落死。その捜査を出もどりのボッシュにわざわざ依頼する市議の意図はなんだろう。ボッシュが同時進行で調べている未解決事件の謎解きも面白い。2017/12/12

エピファネイア

87
今年も年またぎはマイクル・コナリー。ボッシュシリーズの「転落の街」。純粋なボッシュシリーズは「ナインドラゴンズ」以来。その前作では悲劇的な出来事が起こり、その結果、ボッシュは娘のマデリンと同居生活をおくっている。捜査には一切の妥協をせず自分流を貫き上司の指示も馬耳東風のボッシュだがマデリンのこととなるとパパになってしまう。父親ではなくてパパ。このギャップが面白い。それにしても60歳を過ぎている(と思われる)ボッシュのエネルギーはどこから来るのだろう。なぜか女性にももてるしね。感想は下巻読了後にまとめて。2022/12/31

のぶ

68
マイクル・コナリーの作品は定期的に出版されているが、ハリー・ボッシュのシリーズは久しぶりの気がする。まだ上巻を読む限りだが、自分はこのシリーズが一番好きだ。一つの未解決事件に取り組んでいたところに、市議の息子の謎の転落事件の捜査を命じられる。ハードボイルドタッチの警察小説にミステリーの要素が絡んでとても面白い。ボッシュ以外のメンバーも健在で、この先どうなるか目が離せない。ロスアンゼルスの明るい空気の中で展開されるストーリーは、この先どんな展開になるのか?感想は下巻で。2016/12/06

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