講談社現代新書<br> 真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学

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講談社現代新書
真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学

  • 著者名:中野剛志【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2017/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062884259

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内容説明

日本経済はなぜ長期停滞しているのか。起業の活力もイノベーションの条件も不足しているからなのか。通説を覆し本当の可能性を探る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

100
この著者の書かれたものには興味を持っていて時たま渉猟しています。1年近く前の出版された本ですが、他の経済評論家たちがあまり言わない視点でもって書かれている気がしました。企業における現在のアメリカや日本の事情で変わりつつあることを指摘されていて私にはかなり面白く感じる点がありました。オープン・イノベーションやなぜイノベーティブな企業が負けるのかなどです。参考になりました。2018/04/07

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

68
密林の評価は高いのだが、なんだかなぁという本だった。「イノベーションとベンチャー企業」関して論じた本。米国の政策が思うほど素晴らしいものでなく、ベンチャーが薔薇色という訳でもないのは確かだ。企業の短期利益思考が問題なのもその通りだ。でも現場をよく知らないお役人が他人の上げ足を取っているか、自分の政策もないのに与党の失策を鬼の首を取ったかのように追求するだけの野党のようにしか見えない。色々論点が破綻している箇所もある。では日本からイノベーションを産み出すにはどうすべきなのかの提言もない。久々の駄本。★★2017/07/22

あすなろ

68
起業をしたいですか、これを読んでも?という本です。その展開のなかでは、軍事技術開発ありきの米国ベンチャーやVCの姿等展開されます。でも、僕がそれより面白かったのは、四章〜六章の間の経営論である。特にイノベーションとオープンエンドを論じているところは、VB抜きでも面白かった。コメントに記した参考文献を読んでみよう。2017/06/25

はるわか

22
アメリカのベンチャー企業やイノベーションに関する恐るべき実態と根の深い問題について。①アメリカはベンチャー企業の天国ではない。開業率は下落し続けここ30年で半減。②アメリカのハイテクベンチャー企業を育てたのは専ら政府の強力な軍事産業育成政策(公的な資金の供給)。ITはインターネットをはじめとして軍事産業から生まれたもの。③イノベーションは共同体的な組織や長期的に持続する人間関係から生まれる。イノベーションには資源動員を正当化する理由が必要。イノベーションを推進する最大最強の組織は国家。2018/03/27

ネコ虎

19
日本がいかに遅れているかという定説を次々と覆す。アメリカヨイショの薄っぺらな定説をまき散らすのは、一応実績のあるコンサルタント(赤羽雄二、冨山和彦)らしい。でも、中野剛志氏の批判を読んでみると、これらが如何にいい加減なものか、あたかも新入社員のレポートのような杜撰なもの。こんな人間が政府機関にも関係しているようだ。全く危うい。馬鹿だからいい加減なことを書いているのか。まあ馬鹿は馬鹿なんだが、意図的に書いている疑いが濃い。詐欺師のようなものだが影響力があるので、そんなレベルでも社会が動いてしまう。2017/05/22

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