講談社+α新書<br> 金正恩の核が北朝鮮を滅ぼす日

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講談社+α新書
金正恩の核が北朝鮮を滅ぼす日

  • 著者名:牧野愛博【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2017/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062729741

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内容説明

「いつでも核を撃てる」。核大国化する一方で、当局も手を焼く不正・賄賂・麻薬。荒廃する北朝鮮社会と、それでもしたたかに生きる人々を、インテリジェンスに精通する朝日新聞ソウル支局長が活写する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

14
朝日新聞ソウル支局長の手による現代北朝鮮情勢の解説書。『お坊ちゃま君』が2013年までであり、その後No.2の張成沢を処刑、完全な独裁者となっている。金正恩に対する評価は辛辣で、その人間性を否定せんばかりの勢いを感じる一方、高官はご機嫌を伺いながら利権獲得に走り、民衆は心の底では冷めてしたたかに生きているとの見方。しかし本書にある暴君ぶりはすざまじく、カダフィやフセインの方が遙かにまともに見える。しかし殺されないのはやはり国際関係の綾か。内容はタイトルと異なり、むしろ朝鮮戦争、対米戦争を予感させる。2017/04/30

元気伊勢子

7
北朝鮮がどんな状況にあるのか詳しく書かれている。しかし、3代目もなかなか辛いものがありますなぁ。2021/05/19

しろくまZ

5
金正恩の生い立ちや性格に触れつつ、北朝鮮の2016年までの情勢が述べられている。アメリカ政府が行った金正恩の気質分析によると、その特徴は①危険②暴力③予測不能④誇大妄想、の4つに分類されるという。③予測不能がトランプ大統領と共通して興味深い。それから、「自力更生」の名のもとに闇経済で北朝鮮が部分的に資本主義化しており、格差が(さらに)拡大しているらしい。これは中国と似ている。2017/10/14

るい

4
知らなかった北朝鮮の真実。そして、北朝鮮がどんなに核兵器をちらつかせて威嚇してきて不安になっても、悪魔は実現しないという確信を得ることができた。小説やアニメの世界にしか存在していないのかと思っていた独裁者が現実に存在すると思うと、驚愕する。日本に生まれて、よかった。2017/06/08

恵美

2
予言書みたいな本だな。まさしく今、開戦の噂があるし。2017/04/13

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