角川新書<br> 結論を言おう、日本人にMBAはいらない

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角川新書
結論を言おう、日本人にMBAはいらない

  • 著者名:遠藤功【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • KADOKAWA(2016/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040821184

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内容説明

日本を代表するビジネススクールで13年間教鞭を執った著名コンサルタントの結論は、「日本人にMBAはいらない」だった――。
誰もが驚くMBAの実態から、真の市場・社内価値の高め方まで、いますべてを語る!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

93
遠藤功氏の著書5冊目◆成功のためのパスポートと言われるMBAだが、日本の企業に就職する人にはMBAは必要ないと説く。◆これまでの著書からも、著者の考え方はどちらかというと現場に重きを置いている。/日本のMBA取得者は年間5000人。しかし、そこで生まれているのは分析だけが得意な偏った人間ばかりだと。分析で得られるものは過去と現在。未来の絵姿は得られない。/日本の企業は"市場価値"のあるMBA取得者は評価されない。日本の企業で優先されるのは調整能力や人間関係等の"社内価値"である。◆かなり辛辣な内容だった。2020/06/27

あすなろ

83
我が国の企業は、人の市場価値より社内価値を重視する。だから、我が国の企業の殆どはMBAの価値を認めないので必要ない。という衝撃的かつ我が国の大したことない私大のMBAの僕は反感覚える内容からスタート。しかし、展開される論は、納得出来る点多し。知解と体解の指摘。我が国MBAのガラパゴス化。転職がステータスにならぬ風土。ウンウン。但し、僕個人の今迄の人生は、MBAの知識がなくては展開出来ていなかった内容と自負している。何故なら、我が国の大学の教育はほぼ、仕事に生きないと思うからだ。その指摘がない。2017/01/07

きいち

45
ここで日本人に不要と言われているのは学位としてのMBAであって、教育の中身ではない。◇経験と学習の往還の重要性、論文執筆の学習的価値などは100%正しいと思う。でも多くの大学の現場でその教育を見てきた自分としては、それから著者がこの結論を導く過程は矛盾だらけで、全く同意できない。◇身銭を切って働きながら進学する人々を「奇特」と呼ぶのは、フルタイムを理想とし、学位や大学院を特別視しているからだ。◇学位や知識ではなく、学び続ける姿勢と志こそ大学院で得られる一番のもの。それを阻害するこのタイトルは有害だと思う。2017/04/08

mazda

20
海外ではMBAを持つと就職・転職が有利になるので、特に米国、中国では多くの学生が鎬を削っているそうです。学費にかかった費用もすぐに回収できので、みんながんばって当然です。日本では早稲田(WBS)、慶応(KBS)のビジネススクールが有名なようですが、海外に比べるとレベルが高いとは言えないようです。著者いわく、WBS、KBSのように卒業に50単位以上要求し論文を書かせるところならいざ知らず、30単位程度でMBAがとれる「なんちゃってMBA」は、持っていても履歴書に掻いたりするのはやめた方がいいそうです…。2019/01/14

Kent Kaseda

18
タイトルを補足すると、(日本企業に勤める)日本人に(日本の大学の)MBAはいらない、というのが本書の主旨に近い。主な内容は「日本の大学のMBAがいかに役立たずか」と「座学よりも現場で学べ」という二つ。筆者自身がMBAホルダーであり、かつビジネススクールの元教授であるからこそ、逆に説得力がある。2017/10/28

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