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内容説明
小説家・開高健が書かなかった釣師・開高健。
アラスカ、アマゾン、モンゴルなどに釣行取材班を結成して長期滞在するというお金のかかる冒険を、新聞社、大出版社を口説いて実現させた小説家・開高健は、行動する作家でもあった。氏の、「釣り師」の部分だけにスポットをあて、その釣りに同行した人びとの証言と新資料を、ジャーナリストの滝田誠一郎氏が集めたヒューマンドキュメント。釣行では、人徳のある班長振りを発揮しながら大物を狙うが、ちっとも釣れずに雨中を立ち尽くすこともある。そんな時のエピソードなど、開高健が書かなかった新事実がふんだんに証言される。従って、豪快怪魚写真集とは一味も、二味も違う。開高ファンはもちろん、釣り師、人生の転機にある団塊の世代など幅広い読者にオススメの1冊です。
※この作品はカラー写真が含まれます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっと
8
「まずはミミズを釣ること」からはじまり日本全国の地域色ゆたかな釣り場をたずねた『私の釣魚大全』、アラスカのキングサーモンを皮切りに世界半周の熱狂旅となった『フィッシュ・オン』、60日間にもわたる空前絶後のスケールで見聞したアマゾンの記録『オーパ!』、釣りをしながらのアメリカ大陸南北横断の『もっと遠く!』『もっと広く!』、引退試合と称して巨大魚・怪魚釣りに挑んだ『オーパ、オーパ!!』。釣り師・開高健の作品を縦貫し、その成立背景や同行者への取材によるエピソードなどとてもよくまとめられていて楽しめた。2018/11/07
北の風来坊
4
開高健さんについて風変わりなおじさんとしか知らなかったが 少し読んでみたくなった。 福田蘭堂の名前が出てきて、そう言えば子供の時聞いた笛吹き童子で聞いた名前だと記憶が蘇った。2012/02/04