講談社現代新書<br> ロスチャイルド家 ユダヤ国際財閥の興亡

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講談社現代新書
ロスチャイルド家 ユダヤ国際財閥の興亡

  • 著者名:横山三四郎【著】
  • 価格 ¥869(本体¥790)
  • 講談社(2016/07発売)
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  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061492523

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内容説明

世界の金融と産業を牛耳るユダヤ財閥の秘密。初代マイヤーが五人の息子を主要都市に配したとき、戦いは始まった。ナポレオンから二つの大戦まで、鉄道からダイヤモンドまで、歴史を裏で動かした一族の物語。(講談社現代新書)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

218
二代目の5人兄弟が各国に地盤を築いた後、ナポレオン戦争では情報網を使って大いに儲け、七月革命後の墺仏開戦の危機を防ぎ鉄道事業を拡大した。ウィーン体制が彼らの防壁となる。ところが二月革命後、各国の国家意識が高まり経済成長による市場の争奪戦が始まると、彼らとて安穏としてはいられず、帝国主義への出資もやむを得なくなる。帝国主義者との罵声を浴び、没落していく分家もあった。が、戦後のロンドン家とパリ家の巻き返しは凄いの一言で、ロスチャイルドの底力を見せつけられる。著者のいうようにユダヤの怨念の力を感じざるを得ない。2021/11/18

速読おやじ

16
ロスチャイルドはナショナリズム全盛の時期に、グローバル展開を進め、ファミリーの永続的な栄華を目指してゆく。情報の非対称性が顕著だった時代に情報を武器に稼ぐのだ。ロスチャイルドファミリーの印であるFive Arrows(5本の矢)は五兄弟が各都市に分かれてそれぞれ支え合う印だ。あれ、これって毛利元就の三本の矢に似てるやん!元就パクったか?(笑)さて、ロスチャイルドは今もロンドン家、パリ家は健在である。ロスチャイルドと日本の関係で有名なのは日露戦争時の国債引受。ロスチャイルドは日本にとって実は恩人なのである。2022/09/15

中島直人

12
読みやすく分かりやすい。その歴史を一通り、手っ取り早く読むことが出来る。以上。2017/09/02

人間

10
ロスチャイルド家といえば陰謀論のラスボスで有名。スエズ運河開通やツタンカーメンの発掘にも登場する。ユダヤ人は祖国を破壊され流浪の民となった。欧州においては職業を制限され、金融業に着くしかなかったわけで、彼らなりに知恵を絞って今の地位を築いた。時には命さえ落としている。ユダヤ人迫害の歴史を思えば、エドモン氏が祖国の建設に資金をつぎ込んだのは当然の意思だろう。現代の多国籍企業による貿易を歓迎する描写があるけど、私はそれだけは賛成しかねる。自由貿易は強いものが弱いものから奪いかねない。2019/09/25

かんがく

10
よく陰謀論などで出てくるロスチャイルド家を史実から。構成がややゴチャゴチャしているが、ロスチャイルド家がフランクフルト、ロンドン、パリ、ウィーン、ナポリの5分家の絆で発展し、セシル・ローズやシェル石油、ノーベルなどとも関わりながら発展した歴史が書かれていた。ユダヤ人という要素も最終章でしっかり述べられている。2018/08/19

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