内容説明
不安には「本物の不安」と「ニセモノの不安」があった!――怖れによって作り出され、私達の心を縛り、前向きな行動を阻んでしまう「ニセの不安」。そのメカニズムと、不安に振り回されずに思い通りに生きる方法を、対人関係療法の第一人者が説く。レッスン1 人はなぜ「不安」になるの?/レッスン2 「ニセモノの不安」が湧いてくる理由/レッスン3 ジャッジメントをやめれば、楽になる/レッスン4 「心の姿勢」を整える、ということ/レッスン5 「本当の勇気」とは何か?/レッスン6 「自己効力感」をもてれば、不安は消える【著者紹介】水島広子。精神科医。「対人関係療法」の日本における第一人者。2000年6月~2005年8月、衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正をはじめ、数々の法案の修正に力を尽くし実現させた。『「怒り」がスーッと消える本』(大和出版)『女子の人間関係』(サンクチュアリ出版)等著書多数。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
124
(『「ニセモノの不安」は、「恐れ」から発生する』 恐れ(゚д゚)!私、痛いの怖いの苦手なので、ちょっと脇に置いといて) 【温かいこころ】 不安の対処法や撃退法を身につけても戻り先がはっきりしていないとね♪『人はもともと 「温かいこころ」 をもつ存在である』ここに戻る(^ω^)2016/02/13
左端の美人
22
不安とは本来「安全が確保されていない」サインであって、不安=悪いもの、不安がなければオッケーなのではない(←昔のわたしが目指していたところ・・・よくよく考えたら不可能ですよね(^^;)目指すところは不安にとらわれて苦しくならないようにすること。心の姿勢に注目して、温かい心を選択する、結果よりどういう姿勢で取り組めたかに焦点をあてたい。アティテューディナル・ヒーリングの本も読んでみたいです2016/01/02
西嶋
14
不安に振り回されてると感じてる人にオススメ。振り回されるのは「ニセモノの不安」=「怖れ」という心の姿勢に囚われてるから。そのメカニズムと対処法について丁寧に解説。AHを噛み砕いた内容。2015/12/29
aloha0307
11
不安...この、怖れの目 から見たマイナス思考を端緒とした強迫観念~恐いな(怖い でなく)。ジャッジメントには主観&恣意性が混じり込むのは当然のことだけど、本書で改めて確認できて良かったよ。 終章:結論 と 心の姿勢 は分けて考える うん 納得!2016/05/27
Sally
9
不安はニセモノです、ほとんどが。不安をコントロールするためにまず注目したいのが「心の姿勢」。「心の姿勢」は大きくふたつ、「怖れの目」で見る姿勢と「温かい心」で見る姿勢、だそう。これって「愛」か「恐れか」の選択だけど、「温かい目(こころ)」で見るというのは言葉として凄くわかりやすい。対立構造を手放し「人間っていろいろだね」と平和なとらえかたをする、と著者。対立構造を手放すのが今の私のテーマ。そのためには言葉で負けてもいいというが…できるかな。2016/03/02