- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
今の日本では努力が評価されない。なぜなら、努力の結晶とも言うべき学歴や職歴が幸福な生活を保障しないからである。むしろ、努力しても無駄で終わることの方が多い。例えば、『下流社会』で「やる気がない」と批判されたフリーターなどは一生懸命仕事をしていても、ワーキングプアのままだ。
その一方で、「自分は優秀だ」「自分は実力がある」と上手く演出できる人間はどんどんと成功するようになっている。パフォーマンスの上手い人間こそが勝者なのである。どういう努力をしてきたかではなく、現在のパフォーマンスの上手さがすべてを決する。
つまり、今の日本では「努力」よりも「アピール力」が重視されているのだ。本書はこのような「努力よりも見せかけ」重視の社会が陥る罠を解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
9
学歴は有効な道具ではあるが、取得するためには多くのコストを支払う必要がある。投資において大切なことはリターンの絶対額ではなくて、それがどれだけ効率的であるかというところである。学歴がもたらしてくれる効果が低下している一方で、必要なコストが大きくなっており昔ほどのパフォーマンスは得られなくなってきている。2016/03/23
Humbaba
7
会社で良いポストに就くために必要なこと.それは,自分をうまくPRすることである.それができなければ,たとえどれだけ努力したとしても努力ほどには報われることはないだろう.2011/12/21
おらひらお
4
2007年初版。学歴も必要ですが、学歴だけではダメということを指摘。個人的な能力や資産・運も必要みたい。まあ、何をもって足ると思えるかによりますが。いまからはスペシャリストの時代か?とりあえず、冷遇されていても必要な能力を持っていれば雇用は確保されそうです。2011/07/18
Humbaba
4
従来の日本は,学歴を持つことに大きな意味があった.しかし,現在はその意味が薄れている.どれだけの学歴を持っているかではなくて,どれだけ稼ぐことができたか,稼ぐ能力を持っているかということがより重要な能力に変わってきた. 2010/10/05
おやつ
2
うーん。2018/05/18