講談社文庫<br> 双面獣事件(上)

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講談社文庫
双面獣事件(上)

  • 著者名:二階堂黎人【著】
  • 価格 ¥921(本体¥838)
  • 講談社(2015/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062768634

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内容説明

2つの顔と4本の手を持ち、目から殺人光線を出し、口からは毒ガスを吐く、途轍(とてつ)もなく醜い化け物が島民全員を虐殺した――。地図にも載っていない南海の孤島で第二次大戦末期に起きた凄惨な事件を語る女性の話は本当なのか? 旧日本軍の密命によって生み出された魔獣によって今再び悪夢が繰り返される! (講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

331
二階堂蘭子シリーズならば当然本格ミステリ…という読者を唖然とさせるブランド破壊の一作。らしい。ノベルス刊行当時から気になってはいたのだが、当時の私は当然、双面獣という怪異が論理的に解決される本格ミステリを期待していた。しかし、漏れ聞こえてくる評判から、どうもそうではなく"そのまんま"らしいと判断して放置していた。双面獣の存在をストレートに受け入れているように見受けられる蘭子に違和感なのと、人と会う度に穴だらけの推理を披露してホームズぶり、しかも"たまたま"ソレが的中しまくるのには超しらける。2017/09/08

gonta19

105
2011/1/15 Amazonより届く。 2019/4/6〜4/13 久しぶりの蘭子シリーズ。狂気の研究から産み出された双面獣が繰り広げる惨劇。その影にラビリンスの存在。王道のストーリーではあったが、ちょっと長い。もう少しスッキリかけたのでは?ひょっとして、下巻で全部回収されるのか?2019/04/13

勇波

38
「人狼城」は自分の中では名作の部類に入ります。探偵要素満載の中にも、人ならざる、あるいはある意味SF的な要素もあった。「魔術王〜」からは探偵要素が影を潜め、冒険小説になってしまった。が、これはこれで自分はかなり楽しめてます。実際「人狼城」を上回る物語があるとは思えず、蘭子さまが元気に活躍してくれるのならそれでいいではありませんか。vs怪獣でもね★2019/01/14

ヒロユキ

23
双面獣ありきの条件設定、そういうルールのSFミステリなのか、双面獣が何かのモチーフや見立てのミステリなのか。所々挟まれる証言のパートが、このシリーズらしいおどろおどろしさ満開でいいね。2015/06/28

きっしぃ

22
双面獣、ホントに居たら怖すぎる…。蘭子が追う事件とどう繋がっていくのかー。下巻へ続く。2023/05/13

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