山と溪谷社<br> 山の不可思議事件簿

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山と溪谷社
山の不可思議事件簿

  • 著者名:上村信太郎
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 山と溪谷社(2015/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635320054

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内容説明

山には、不思議な現象や奇妙な伝承や奇跡的な実話に満ちている。山と登山にまつわる怪現象・不思議・謎・奇跡・魔の山・神秘と伝説・怪談・怪物などのうち、定番といえるテーマを多数ご紹介。
『定本 黒部の山賊』『山怪 山人が語る不思議な話』など、山の不思議名話に関心が高まる昨今、知っておきたい、山の定番「不思議読本」です。

目次
第1章 奇妙な現象 
◎山の怪現象 マッターホルンで目撃された幻影/消えた4階建て宿舎の怪/テントに近づいてくる謎の靴音/知らないうちに移動した山小屋/ブロッケンの妖怪とセントエルモの火/山奥から響いてくる奇怪な音 
◎山の不思議 女神の山で女神になったアメリカ人女性/頂上をめざす動物たちの怪/朝日連峰の不可思議な遭難/リングワンデルングの恐怖/ヒマラヤに消えた記憶/ニカ国語を理解した名登山犬◎山の謎 富士山初登頂の謎/大雪山に残されたSOS文字の謎/ヒマラヤ登山史上最大の謎/エベレストで遭難した旧ソ連隊の謎/身元不明の遺体の謎
◎山の奇跡 人肉を食べて生還したアンデスの遭難者/エベレストから転落して生還した男/雪崩に埋まり13日間生き抜いた青年/ヒマラヤで宙吊りから救出された日本人/アルプスの氷壁から滑落して助かった日本人/国内の奇跡の生還者たち

第2章 恐怖と神秘 
◎魔の山 殺人峰アイガー北壁/人喰い山ナンガ・パルバット/犠牲者世界一の谷川岳/死を呼ぶ山ミニヤ・コンカ 
◎神秘と伝説の山ノアの箱舟の山アララト/アリストテレスが予言した山/エベレストよりも高い山/ギアナ高地に実在したロストワールドの山/崑崙の謎の山ウルグ・ムスターグ

第3章 伝説と怪談 
◎山の伝説伝承 猫又伝説の謎/埋蔵金伝説の謎/ヒダル神の伝説
◎山の怪談 吹雪の避難小屋の亡霊/真夜中にともる消したはずのローソクの灯/深夜ひとりでに開いた山小屋の扉/テントの中に押し入った幻影/ウペペサンケ山の怪異

第4章 謎の生きもの 
◎山の怪物 中国の秘境に生息する謎の大脚怪/ギアナ高地で遭遇した怪鳥/まぼろしのツチノコを探す/黒部峡谷の正体不明の足跡と奇妙な声/カナダの獣人サスカッチ/中国で頻繁に目撃される野人/コーカサス山脈の謎の獣人カプタル
◎謎の雪男 雪男の足跡写真を発表した登山家/雪男を近くで観察したポーランド陸軍中尉/雪男を間近に目撃した日本の登山家/奇抜な作戦の日本の雪男探検/鈴木紀夫さんがつかんだ雪男の正体/日本の登山隊が持ち帰った雪男の体毛とフン 
◎絶滅動物の謎 ニホンオオカミは発見されていた/九州のツキノワグマは絶滅していない/カッパの正体はニホンカワウソか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっちゃん

84
次男のオススメ本。山を巡る不思議、怪異。何とも落ち着かない奇異な気分におそわれたのが大雪山で見つかったという、縦5メートル横3メートルにわたる「SOS」の文字。遭難者の氏名は明らかになっているが、一緒に見つかったテープの音声の不自然さ、こんな大きなシラカバの枯木を組み立てられて何故「身動きがとれない」のか添付の「SOS」の文字にどうも、ざわざわした心地になる。2016/08/20

p.ntsk

52
山に纏わる事件、事故、怪現象、未確認動物などについて様々な話が紹介されています。ひとつひとつのエピソードは短いので読みやすかったです。それにしても説明のつかないなんとも不思議なお話が数々あるものだなと思いました。文明が発達したとはいえ山は人間にとって依然として圧倒的な大自然。いろんなことを明らかにしたいという好奇心はおさまらない反面、ロマンとしてこういうものが残っていってほしいなとも思います。2016/09/04

HANA

52
怪談というよりは奇談という印象。リングワンダリングや多数の人の命を飲み込む難易度の高い山といった実話から、サスカッチ、イエティといったUMA。そして怪談から絶滅した動物と、取り扱う範囲は極めて広い。なんとなく全体から昭和的オカルトの香りが漂うと感じていたらやはり復刊でした。読みながらこういった類の本を貪り読んだ時期があった事を懐かしく思い出してしまう。リングワンダリングもアンデスの聖餐もUMAも、こういった本で教えられたんだよなあ。今は過ぎ去ってしまったあの時代の事を思い出しつつ、懐かしく読めた。2015/10/29

澤水月

32
大好評『山の怪談』的実話や遠野物語でない。91年本のリライト。初◯山登頂は?日本オオカミなどロマン系、雪男とかUMA系…チベット、ネパールの高山に欧米中心に如何に挑み悲惨な雪崩で…とか、登頂したら足跡が!て話続くのが“先進国”視点でヤ。食人族やグリーンインフェルノ的、後から来た外人が聖なる山を崇め守る人々を土人扱い。元住民が最初では?てかシェルパ一番英雄では?と思うのは意地悪か…。同じ版元のアルプスの山賊・怪談本にはサンカ?あり得ない駿足の山賊(まつろわぬ民の末裔?)の生態が生き生き、その類な気も2015/10/19

サトシ@朝練ファイト

27
足音が聞こえる、テントの外を見ても誰もいない、また聞こえる、慎重に見渡しても誰もいない2016/09/10

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