角川文庫<br> 新装版 創刊号殺人事件

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角川文庫
新装版 創刊号殺人事件

  • 著者名:吉村達也【著者】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • KADOKAWA(2015/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041789056

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内容説明

若者向けの雑誌で業績を伸ばして来た出版社・文文堂は、創業者でワンマン社長・西田文作の高齢に加え、後継社長人事を巡る激しい派閥争いのため経営危機に陥っていた。第一編集部長・江藤忠範と第二編集部長・須貝新太郎は同期入社で、風貌性格は対照的ではあるが共にヒット雑誌を産んで来て、今は次期社長の椅子を争っている。衆目の見るところ、その結着は、間近に迫った新社屋完成を記念して両部で創刊される新雑誌の成否にかかっていたのだが、取材でL.Aを訪れていた須貝チームの一人が変死して――。スリルあふれる長編ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

268
吉村達也さんの3冊目は実質は2冊目という事で、海外で出版はされていませんがカバーには「マーダーズ・イン・ロスアンゼルス」と内容そのまんまやないかーい!と突っ込みたくなる英語タイトルが書かれていますね。今回は単発作で出来栄えはうーん、惜しいなという所ですが、とにかくスピーディーに読ませる腕前は超一流でサスペンスに手に汗を握らされ一気読みさせられましたね。謎解きパズルとタイムリミット・サスペンスのドッキングに成功した趣向ですが、話が上手く行き過ぎなのと計画性がずさんで出たとこ勝負のアバウトさが不満足でしたね。2022/08/08

そのぼん

17
雑誌の編集部がメインで繰り広げるミステリーでした。 国際的な事件展開で、スケールが大きかったので、最後まで楽しめました。2012/06/10

wm_09

4
次期出版社社長の座をめぐって、二つの創刊号の熾烈な争いが繰り広げられる。この創刊号を出すそれぞれの部署のトップが、社長候補なわけだが、二人とも凄く嫌な雰囲気を纏った男。読んでいて苛々させられる。本格をやろうという意識はひしひしと感じられるものの、どうでもいい場面転換が多すぎて乗りきれず。ただし殺害トリックは奇抜で好き。もう奇抜でも何でも無いんだろうけど、問題はそのトリックにおけるホワットの部分ですので。(ローウェル嬢)2010/02/25

hide

3
西田文作のような人が今の日本には必要だよな2018/09/08

コマンドー者

1
多作ミステリー作家の吉村 達也氏の極初期の長編。雑誌社を舞台にして、日本とロサンゼルスを股にかけたスケールの大きい設定だが、メインの殺人トリックとかはこじんまりとしている。 社屋爆破のサスペンス要素も盛り込んで、それなりに最後まで楽しませる。2023/08/04

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