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内容説明
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現代における確率の貢献度はめざましいものがある。科学分野はもちろん、保険、債券、株式、通貨為替そしてデリバティブズと呼ばれる金融商品など、社会的な制度や金融分野にまで、確率の理論は応用されている。およそ300年前のギャンブルの確率から21世紀の最新理論まで、確率を知り尽くした著者が一気に解説する。「確率とは何だろうか?」 確率の本質をつかみとり、確率の深遠さを楽しめる一冊。(ブルーバックス・2015年7月刊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
101
児島さんの本は最近の「ベイズ統計学入門」に続いてなのでが、やはり前著と同じようにこの本もわかりやすく書かれています。数学科をでているとは言っても、やはり経済学の博士課程まで出ておられるのでわかりやすく書けるのだということでしょう。ほかの数学関係の本よりも楽しんで読めました。2016/03/30
kaizen@名古屋de朝活読書会
57
#説明歌 賭け事で確率計算結果ではマルチンゲールなんじゃそれは 2016/04/13
ロッキーのパパ
19
評価は★★★(満点は★★★★★) 買ったんだけどどこかに忘れてきたため、図書館から借りて残りを読んだ。 高校までに習う普通の確率をかなり厳密な定義に基づいて説明している。確率自体だけではなく、無限を厳密に扱う手法の一端に触れることができたのは収穫だった。 次は最近流行のベイズ理論など主観的確率の本を読んでみよう。2016/02/23
calaf
15
大学教養課程の確率論を、具体的な例を多くひきながら分かりやすく解説した本。最新(?)の結果にまで触れられているらしい...確率の定義に「確率」という言葉を使わない、つまりトートロジーを避けたものとして、ゲーム論的確率論を、この著者は相当気に入っているらしい...まぁ確かに、すっきりはしますね。2016/01/09
月をみるもの
11
「宝くじを買う庶民は確率を理解してない」とか偉そうに言う自称インテリゲンティアも、生命保険には入っていることが多い(期待値はどっちも負)。「効用」が適切に定義できてさえいれば、その期待値ができるだけ高くなるように行動するのが「合理的」だと考えてる人こそが、読むべき一冊。巻末の小島さんの履歴は、いまの日本でもっともわかりやすくかつ面白い数学の本の書き手がどのように生まれたか、の記述でもある。2019/08/15