内容説明
極道の娘に生まれ、覚醒剤、暴力、セックスに明け暮れ全身に刺青を入れた著者が、13年ぶりのセックスで身篭った。37歳、最後のチャンスかもしれない。病院や区役所で奇異の目に晒されながらも、未婚の母として生きる決意を固めた。身重でも、稼がなければ小さな命に未来はない。愛と苦悩に満ちた十月十日を赤裸々に綴る問題の私小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
2
波乱万丈の人生。けど、悲壮感はなかったのがよかったです。2011/08/17
すずりん
1
極道の娘に生まれ、波乱な人生を送る中、普通の男性に恋をする。37歳で妊娠。未婚の母になるろ決意して出産するまでの私小説。今頃その子供も15歳かな。2020/08/02
まもー
1
「極道な月」に続けて読了。今後、作家として生きていくという著者。私小説ではない次作に期待したい。2010/06/03
4545
1
表紙の刺青写真に引かれて読んでみた。組長の娘に生まれ激動の人生を送った作者が、13年ぶりのセックスで妊娠、シングルマザーとして娘を生むまでの私小説。 いやはや、なんともまぁ、凄い人生だこと。詳しくは一冊目の著書「極道な月」に詳しいらしいので、今度読んでみよう。で、娘の父を随分素晴らしい人のように書いているけど、そうなのかなぁ。相変わらず男を見る目が無くて、勝手に苦労しているんじゃないかなぁ。田崎透と言う芸術家をググってみても、Wikipediaで検索しても、分かりませんでした。2009/12/27
nico.
1
一気に読んだ。妊娠って奇跡だなーとしみじみ。結婚しなくても一緒にいなくても進む道が違っても著者にとってとても素敵なパートナーと巡り合えたんだろうな。2009/12/03