岩波ジュニア新書<br> 夢を跳ぶ - パラリンピック・アスリートの挑戦

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岩波ジュニア新書
夢を跳ぶ - パラリンピック・アスリートの挑戦

  • 著者名:佐藤真海
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 岩波書店(2015/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784005006045

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内容説明

大学生のときに骨肉腫を発症して右足を失った著者が,日本代表選手としてパラリンピック出場を果たすまでの歩みを語る.失意のどん底にいた彼女はどのようにして困難を乗り越えてきたのか.不安にさいなまれ,生きる意味を模索した日々,陸上競技との出会い,そして新たな挑戦への道を綴る,夢と希望にあふれる手記.

目次

目  次

 1 私はどうなってしまうの?
  手 術
  早大生チアリーダー
  診断の結果は?

 2 入院、そして手術
  いい子ではいられない
  苦しみは続く
  リ ハ ビ リ

 3 退 院 後
  夢にまで見た復学だったけれど
  走ることと出会う
  サントリーへ

 4 アテネパラリンピックへ
  私はラッキーガール
  アテネパラリンピック

 5 新たな挑戦がはじまった!
  北京に行きたい
  新たな目標

 6 サントリーという居場所
  悩み多きアスリートOL
  直 訴
  キッズプログラム

 7 義足に血が通うまで
  スポーツ義足
  義足に血が通う
  義足で走るということ

 8 未来へかける橋
  世界最高峰の競技会
  いつの日か壁を取り払って
  応援者とともに動き出す
  熱い気持ちが集まれば世の中は変わる

 9 命という宝物
  定 期 検 査
  病気仲間が教えてくれたこと
  決して忘れない
   「生きる」ことの尊さ
  ゴールドリボン

 10 子どもたちから力をもらう
  子どもたちへ「ありがとう」を言いたい
  健常者と障害者のかけ橋
  子ども時代
  文 武 両 道
  夢 先 生
  宝 物 は 命

 11 より高みを目指すために
  練 習
   「義足のアスリート」そして「ロングジャンパー」
  出 会 い

 12 北 京 へ
  最終選考会
  チーム真海
  大切な故郷・気仙沼
  母 の 言 葉
  四月一六日
   あ と が き

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

59
「神様はその人に乗り越えられない試練は与えない」と説いたお母さんが偉い。その言葉を受け止めて「努力」し続ける真海さんも偉い。2014/01/18

ばりぼー

28
骨肉腫で右足の膝から下を失いながら、陸上競技の走り幅跳びの選手としてパラリンピックでも活躍している佐藤真海選手の手記です。佐藤さんが、どれほど前向きに自分の人生を受け入れているかは、この表紙の笑顔が全てを物語っているように思います。「義足になったのも何かの使命と受けとめて、一生涯かけて自分にできることを見つけて取り組んでいこう」とか、「次世代育成のための子供たちとの交流やパラリンピックのPRもアスリートとしての大切な仕事の一つ」といった言葉に、アスリートとしての自負が読み取れます。2013/09/07

書の旅人

19
笑顔に惹かれて手に取りました。幾つもの苦難を乗り越え、明るく笑う真海さんに忘れかけていた、大切なものを思い出させてもらいました。「いつの日か壁を取り払って」そう願う彼女ばかりではなく、私たちも壁を取り払い、共に分かち合いたいです。2017/08/19

ひの

6
東京五輪招致のスピーチを聴いたのがきっかけ。後半の記述に「一〇年後、二〇年後に自分は何をやっているのだろう。未来のことを考えるとワクワクしてしまう。」「試練には必ず意味があって、その闇が晴れたとき、想像以上の喜びや幸せが待っているものだと思います。」とある。2011.3.11や東京決定のことをまだ知る由もない2008年に出版された本書。自分はラッキーガールと表現しているが、彼女自身がプラスのスパイラルを引き寄せていると思う。パラリンピアンの佐藤真海選手を応援したいと思えた1冊。2013/09/12

みつばちい

5
アテネ、北京パラリンピックに出場した佐藤さんの手記。困難や絶望、悲しみを乗り越えて強く明るく生きる姿に力をもらう。言葉で書くと月並みなってしまうけど、、「義足でかがやく」に書かれていた義足技師の臼井さんのことがこちらにも書かれていて、本当に日本の障害者スポーツにとってなくてはならない方なのだなと思った。2017/02/05

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