徳間文庫<br> 人狼

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徳間文庫
人狼

  • 著者名:今野敏【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 徳間書店(2015/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784198937263

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内容説明

整体院を営む美崎に、私立探偵の能代が患者を紹介してくれた。黒岩豪。私が膝を痛め、選手生命を断たれるまで所属していた修拳会館の出身で、今は自ら道場を開いている。だが彼らの目的は他にあった。最近、狼の面をつけて渋谷の街で非行少年グループたちをたった一人、素手で痛めつけているという「狼男」、彼の正体が黒岩の弟子・真島らしいというのだ。黒岩は私に真島を手助けしてほしいという。長篇アクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

65
今読んでる本が4~5冊同時進行中。その中でイラついた心にピタっと寄り添ってくれたのは、空手一筋でいたのに足を痛め、杖がなければ辛い歩行・・かと言って年寄ではない。まだ不惑。そんな最悪の時を過ごしてきて今は整体師となった美埼。美崎の育った時代が同じなのか思うことが同じで嬉しく思いました。未成年者の暴力(今まさに 少年法の適用年齢引き下げが法制審議会に諮問中ですが)、障害者への対応を踏まえたうえでも一気に軽く読めます。2017/02/10

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

53
東京の繁華街で狼の面をつけ、非行少年を素手で痛めつけては何処に去っていく謎の男。行き過ぎた未成年者の暴力に脅威を感じていた世論は「狼男」の出現を歓迎するムードになっている。怪我をして一線を退き、いまは整体師を生業とする元空手家、美崎の元へ、同じ流派で空手道場を営む男が訪ねてきて言う。「狼男は自分の弟子かもしれない」と。美崎は夜の繁華街の探索を開始するが……。ハードボイルドテイストで、起伏はあまりないストーリー。空手3段、棒術4段の腕前で道場主でもある作者らしく、格闘シーンはリアルで臨場感に満ちています。2014/08/05

シ也

45
「碓井刑事シリーズ」や「鬼龍シリーズ」等々がクロスオーバーした「パラレル」に登場した警視庁捜査一課の赤城警部補が登場するというので手に取った本作。池袋のチーマーを狩る狼男の謎を背景に空手の試合シーンが濃密に描かれてて、スゲエ... と思う反面、こんな痛そうなのをようやるなぁ... と絶句。少年犯罪についても書かれていて、その中でも「今の日本を作った大人にも責任がある」という主人公のセリフにはなるほど。こういう考えはあまり聞かないなぁ... とも思う。町の環境とか、改めて見つめ直す必要があるのだろう2015/10/20

Kenichi Yanagisawa

43
さくっと読める本=薄めの本、かつスピード感がある(と思える作家) という選択肢で選んだ一冊。 人狼ってテーマ、好きなテーマであることもあって、チョイスしてみましたが 想像してた感じじゃなかったですね。 池袋の町に人狼が現れて、ケンカなんかを成敗していく。この人狼は誰なんだ? みたいな話なんですが、、、。 2013/09/14

坂城 弥生

27
登場人物は少なめだったけど、人々の関わり合いの大切さを訴えてくる話だった。 棒術の稽古きっと上手くいくと思う。2019/09/01

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