講談社文庫<br> 覇王の死(下)

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講談社文庫
覇王の死(下)

  • 著者名:二階堂黎人【著】
  • 価格 ¥847(本体¥770)
  • 講談社(2015/06発売)
  • 5/5はこどもの日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
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  • ISBN:9784062931106

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内容説明

徳川の埋蔵金伝説に彩られた深山幽谷。平家の落人を皆殺しにした源氏が住み着いたと言われる眞塊村と、邑知大輔の計らいで移住してきた宣教師たちが作ったニューホーリー村に襲いかかる悪夢は、村人が信仰する軍荼利明王の化身クンダリーの仕業なのか? ラビリンスとの最後の戦いに二階堂蘭子が挑む!

目次

第六章 もう一人の男
【イーライ・フランクの犯罪】
第七章 〈蛇神屋敷〉の姫君
【リンダ・シュミットの悪夢】
第八章 瀕死の覇王
【隣村から来た男と女】
第九章 不可能犯罪
第十章 奈落への落下
第四部 覇王の死
第一章 二階堂蘭子の帰還
第二章 ラビリンスの手掛かり
第三章 記憶のパズル
第四章 ラビリンスの犠牲者
第五章 狂気と悪夢の正体
第六章 悪魔たちの墓場
第五部 光明への出口
第一章 もう一つの真相
第二章 隠し財宝の秘密
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

322
蘭子さんの登場が遅いとか、ラビリンスの最後があっさりしすぎとか色々あるが、最大の問題点は二階堂蘭子の帰還に関係なく勝手に事件が終息した事。そして蘭子さんに完全敗北の自覚がなさそうな事。さらにさらに黎人君のシスコンぶりが際立っていてドン引きな事。オイオイあっさり仕事やめちゃったよ!彼女いるんじゃないの?軽井沢に引っ越して妹と同居するって!それでいいの?普通振られるよ?「有能な社員を雇うからアンタは後ろで座ってるだけでいいから」と義妹に言われてなんの迷いもなく店長の座を受け入れる黎人君。人として男として…。2017/09/14

勇波

23
悲劇の王「ラビリンス」の物語でした。自分的には期待通りの面白さ。「人狼城」が傑作過ぎて比べるのは酷だと思います。今作の見どころはやっぱり蘭子さまのぶっ飛んだ言動でしょうか。「探偵はしないわ。画廊をひらくの。金ならあるわ!」まさに規格外(笑)★2021/09/04

マッちゃま

22
ラビリンス・サーガこれにて完結…かな?徳川の埋蔵金伝説のある眞塊村と宣教師ら異国人が住むニューホーリー村で起こる怪異と残虐な殺人。前作で登場した異形の姿も見え隠れしつつ、下巻の途中まで登場しない名探偵 二階堂蘭子が乗り出して来てから全てが解き明かされていく。僕にとって「魔術王事件」まではついていけたのですが、そこから後は…でした。まあ〜なんだろう、好みの問題なんでしょうかねえ。ただ次作がメッチャ読みたくて必死で読みました。前作の続き系トリック(!?)だけで終わらなかったのが良かったです。2018/12/27

ヒロユキ

21
ニューホリー村の謎も密室トリックもラビリンスの最後もラビリンスシリーズの最後を飾るには中途半端かな。もっとニューホリー村の謎一本に絞って深く描写するか、ラビリンスが物語をメチャクチャにするくらいド派手に跳梁跋扈する様を描いてくれたららしさが出て楽しめたと思うんだけど。2015/08/08

LUNE MER

20
絶対にやりたかったのは島田荘司の「眩暈」「ネジ式…」だよね、と思いたくなる謎の回収の仕方。島田荘司の場合は粗さが目立つ場合でもなんか許せてしまうのだが、二階堂作品に対して同じ思いは抱けなかった。その辺の謎回収の粗さのみならず、短編集から大長編数冊に亘って繰り広げてきたラビリンスサーガの終幕としてのストーリー面での投げやり感。作者自身、蘭子、蘭子シリーズファン、さらには本格ミステリーそのものに対して「もうやってられない」という心の叫びが爆発してしまったような、作者のメンタルが心配になる暴走作。2022/05/12

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