小学館文庫<br> 女の名前

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小学館文庫
女の名前

  • 著者名:小野寺苓【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 小学館(2015/05発売)
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  • ISBN:9784094061673

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内容説明

直木賞作家・桜木紫乃にとっての母なる一冊。

私のあこがれてやまないものが、本書のなかにあった。
長く長く大切に読み継がれますように――直木賞作家・桜木紫乃。東北の小都市で、暮らしを愛し、文化を愛し、詩や小説を書き続けてきた女流の見事なエッセー集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

73
病院図書室の本。小野寺苓さん、初読み。岩手県で生まれ育った女性の凛として清々しい文章。育ての母や姑に寄せる愛情深さを感じました。タイトルの「女の名前」は自分の先祖を調べようとした著者が過去帳を紐解くと、家督を継いだ男を産んだ女性も、祖母とか妻としか記述されていなかったと。桜木紫乃さんの解説が良かったです。2021/04/23

かわちゃん

23
☆☆☆☆☆ 大好きな桜木紫乃さんが敬愛する一冊で、自主出版から大手文庫化までした、小野寺さんのこの本を初読み。読メでも感想少ないわ、ほとんど読んでる人いないんだろうなという本なのですが、さすが桜木さんが推すだけあった一冊でした。女性の強さ・気高さ・潔さを、戦後から現代まで様々な身の回りに起こる出来事を通して、明確な一人称で描く姿が凛とした強さを引き立てているのです。エッセイでありながら、ときおり見せる言葉や表現の美しさに、桜木さんの感性がつながるのを見せれらた本になりました。もう一度かみしめたい。2017/03/06

123456789wanko

5
07月。岩手在住の詩人、作家がその日常を綴ったエッセイ。在野の人だが、その筆の運びはアマチュアの域をはるかに超える。生活に根差した視点と、思わず背筋を正したくなるような凛とした言葉たち。そして、その背後に見え隠れする戦争、死。「わが母の醜さを嫌わず」「父と二人の窓」など、家族を描いたものが特に素晴らしい。2015/07/09

さくら

2
女性の名前についての本なのかと思いきや、岩手県南に在住する作家のエッセイ集。たおやかな文章で読みやすく、著者の優しさが滲みでてこちらも優しい気持ちになる。以前行った出雲大社のくだりに共感し、著者を身近に感じた^^2015/12/10

cocobymidinette

1
辟易しながら一応読了。誇り高すぎて疲れた。女の頑固は嫌なものだ。ちっとも素敵な人だと思えなかった。2016/01/31

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