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内容説明
車が暴走するデコボコ道路を裸足で闊歩。泥酔して暴れ、ルーズで浪費好き、それがオーストラリア国民、オージー。粗野でマイペースな彼らは、国際的に「おバカ」とも揶揄される。しかしOECD調査の幸福度では4年連続「世界1位」。相容れない「おバカ」と「幸福」が同居するのはなぜか? 在住18年の著者が、実体験とデータから秘密を探る。領土問題やTPPなど、国際的課題を抱える「賢い」日本。今こそ愛すべき「おバカ」大国から学べ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
223
オーストラリアって面白い国だなと思った。普通に「労働者にコスト、経費削減の意義を説明してもみんな意味が分からない。」辺りの下りに笑ってしまった。だからいきなりリストラなどの人件費削減の方になるらしい。しかしみんながみんな気楽に生きている社会というのは中々日本では実現出来ないけど、こうなればいいのになと思った。2015/04/04
mazda
32
初めは「ほんと、バカだな」とか思いながら読んでいましたが、幸福度の話になると、もしかしてこっちの方が賢いんじゃないの?、と考えが変わりました。しかしまあ、書いてある通り、オージーは働かない!11時くらいにわらわら来たと思ったら昼食食べて、昼も少し経ったと思ったら卓球大会。いつ働いてんの?、と感じるくらいでしたが、どうやらそれが普通のオージーみたいですね。言いたいことを言って、つまらないことで悩まない、そしてストレスフリーの生活を送る、というのは、人間らしい生活なのかも知れません。2015/12/08
うずら
13
読書メーターで見かけて気になった本。かなり誇張しているんだろうけどおおらかさでパワフル重視の国民性、読んでいて笑えました。価値観の軸をちょっと動かすだけで幸せ度がアップする。シンプルにストレートに。「へっ、ビールでも飲むか」2015/09/28
佐藤一臣
12
移民の国の実態がよくわかります。オーストラリアの国民性というよりも多種多様な人の集まりの国では、大きな差異にこだわっていたら生きていけないのかなと思いました。日本は単一民族なので、国民に差異がほとんどないので、人と違うことをやって生きるには非常に酷な環境です。少しでもオージーな生き方を取り入れていかないと日本人はストレスで潰れちゃいますね。TPPの交渉がうまくいかないのがよく分かります。2016/07/01
いづむ
10
読んでいて、あーわかる!と思うオーストラリア人達の傾向はあるけれど、ちょっと誇張が見られるし、著者の限られた経験からそこまで言うのはいきすぎかな、と思うところ多々。幸福度の高さの理由はどこにあるのか、もう少し分析が欲しかった?(購入本)2015/06/12