内容説明
タナトスが再び姿を現してから数ヶ月。世間は受験シーズンに突入していた。そんな折、更紗は通り魔事件に巻き込まれ人質となってしまう。海斗と兼嗣の機転により事なきを得たが、更紗を見つめる不穏な影があり……?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いーたん
25
これはひどい。。。打ち切りになるにしても、もう少し上手いことまとめて欲しかったなぁ。言いたいことや感想はあるけど、もうこれ以上は言いません。残念でした。2015/04/07
よっしー
17
えっ、これで最終巻!? 後書きを読んでビックリしました。続編がないことは知っていましたが、ここから更にタナトスを追い詰めると思っていたので、少し残念です。とはいえ、このまま話が進んでいくと海斗がまともになるのか壊れていくのか予想がつかない危うさが残っていたので…その辺りの想像も含めて楽しめという事なのでしょうか。やはり、人は「理性」というストッパーがあるからこそ、共存していけるのでしょうね。それがなくなると、欲望のまま…恐ろしいことです。2021/12/27
mame_maki
10
★★★・・・壊れた感じが好きだったこのシリーズ、まだまだ続きそうなのに最終巻。もう少し彼等の今後を知りたかった残念。2018/10/24
木冬
9
犯罪者の心理に共鳴する特異な感受性を持った少年、海斗。その海斗を見守り支えになろうとする養護教諭の更紗。前回にもまして言動に危うさが目立つ海斗ですが、それでも必死につなぎとめようとする更紗の頑張りについ応援したくなります。"タナトス"一人だけではなく、"兎の信奉者"と言われる組織めいた存在とも今後戦っていかなければならないのかと思うと二人や久遠刑事が心配。涼香さんは終始格好良い。彼女が一番好きです。今回も文章の起伏があり、事件にも二転三転と場面展開があって飽きずに面白く読めました。いつか続編出ること期待。2015/08/28
agiagi
6
今回タナトスの登場は少なかったけど、海斗と更紗の活躍がいっぱいでおもしろかった。後書きにこのシリーズはこの巻をもって一応の終わりですって…。海斗も少しずつ打ち解けてきて、更紗も自分の気持ちに気がついて、これからなのに~。海斗とタナトスの家族だった頃の話や兼嗣と亡くなった恋人とタナトスの話とか…あと五冊くらいはいけるよねぇ。でも、一応の終わりの…一応ってとこに期待。2015/04/11