講談社現代新書<br> 認知症の「真実」

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講談社現代新書
認知症の「真実」

  • 著者名:東田勉【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2014/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062882927

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内容説明

認知症医療の「闇」と「希望」を描いた衝撃作。介護業界のカリスマ 三好春樹氏が「認知症は国と医師が作り上げた虚構の病だった」と大絶賛。 ●家族や介護従事者が悲鳴をあげるアリセプトの副作用 ●専門医ですら知らないレビー小体型認知症の治療法 ●「廃人になる薬」を説明なしで処方する医者 ●薬に頼らない新しい医療や介護の取り組みが始まった! など、本書でしか読めない情報を多数満載

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

79
2015/10/18 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。2015/10/22〜11/2認知症に関する告発本。いわゆる認知症は本当に病気なのか。病気の本質と症状の違いについて考えさせられる。確かに厚労省と製薬会社に良いようにやられているのかもしれない。うちの両親もいつ認知症の診断が、下るかもしれない。その時対応を間違えないようにしたい。2015/11/02

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

58
これは良い本。そもそもは著者の「認知症は病気なのだろうか、老化ではないのだろうか」という疑問からスタートした一冊。2002年には高齢者の6.3%だった認知症が、2013年には15%と、倍以上に跳ね上がっている。平均寿命はこの間1歳しか延びていないのに、これはいくら何でもおかしい。それにはやはりからくりがあった。厚生労働省の認知症を国民病にしようとしているとしか思えないキャンペーンにより、認知症は増えたのであった。河野和彦の「コウノメソッド」の紹介やアリセプト等の薬害の説明など、介護職必読である。2015/06/22

リキヨシオ

23
認知症は発症したくない恐ろしい怪物だという恐怖と「認知症は脳の病気」「早期発見すれば」「この薬は認知症の進行を遅らせる」…という救済の単純明快フレーズ…ただ認知症はそんな怪物でも単純でもない事が分かった。診断基準の変更で増えた認知症患者の数、健常者と患者に当てはまらない人が認知症の患者となる、認知症治療薬の開発と共に増える患者数と巨大なマーケット、知識がなくて認知症の診断を苦手または診断ができない精神科医が下す「アルツハイマー型認知症」の多さ、適切じゃない治療薬の投与で重症化する患者…衝撃的な内容だった。2015/06/04

燃えつきた棒

22
認知症に対する疑問、医者や薬に対する考え方、 介護者のあり方などに関して、とっても示唆に富んだ本。 頭の中のモヤモヤがスッキリ晴れたような気がします。 実家の両親にも読ませたい。 惜しむらくは、巻末に参考図書一覧が欲しかった。 2016/09/07

Tui

14
かなり衝撃的な内容。認知症はタイプによって必要な薬も対処法も全く異なるのに、世の中には正しい診断をせず(できず)誤った薬を処方する医者が多いそうです。また、それらの処方によって症状が悪化し、最悪死に至っている患者もいることを告発しています。熱意のあまり、精神科による治療への憤りや治療者個人への信奉など、やや感情的に過ぎる印象もあります。でも、それを差し引いてもこの本が認知症患者やその家族の味方であるのは確かです。本著で絶賛されている河野和彦医師のコウノメソッドに対する、他の方の反証も読んでいきたいです。2014/12/20

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