内容説明
異例のベストセラーの著者が贈る最良の実践入門。『統計学が最強の学問である』では概略の紹介に留めた統計手法の「使い方」を解説する。統計学や数学の歴史的なエピソードも楽しみながら、「平均」や「割合」といった基礎知識から、「重回帰分析」のようなハードルの高い手法までを本質的に理解することができる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
79
タイトルはマーケティング目的も相まって過激ですが、得られた結果から次(≒未来)を予測したり、普遍性を予測できる指標は「確率」なるものが今のところ唯一であることから、ある意味「最強の学問」とは言い得て妙かもしれないと思いました。2023/12/15
Gotoran
52
同タイトルの続編[実践編]。どんな場合にどの統計手法を適用するか、統計の歴史的な経緯を加味しつつ、解説・考察される。平均、標準偏差、有意、検定、誤差の意味、等々、特に検定や回帰分析、因子分析について、詳細に解説し、その背後の統計の考え方、即ち実務で有用なデータからアウトカムと説明変数の関係を分析するための具体的な手順を学ぶことができる。工学のみならずあらゆる分野でますます有用となってくる、“数値データの「把握」と「予測」、そして「洞察」のための統計学”、修得し実践したいビジネス・ツールの1つ。2016/02/12
takaC
52
前のに増して面白かった。買っておこうかな。しかし、ユーザー数落差がすごいね…2015/03/26
se1uch1
41
とりあえずRで実際に手を動かしてみても、その結果の読み取り方がググっても分からないこともあり、とても参考になった。統計初学習者が間違えやすいポイントがなければ間違った解釈を続けていたかもしれない。クラスター分析や因子分析で縮約した変数で重回帰、ロジスティック回帰をする等は試してみたい。ステップワイズ法は医学関係では短絡的に使ってしまうことはよくないようだが、ビジネスにおいて、ランダム化比較実験が簡易にできるのであれば、とっとと検証して進めるべきなのだろう。2021/06/12
犬こ
23
「統計学が最強の学問である」実践編。前作と比べ、内容はぐんと難しくなっているけれども、理路整然と説明しつつも注意点や補足が他の統計学の本とは違った実践視点であることは参考になります。西内さん、どんどん本を執筆いただきたいです。2015/03/15