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内容説明
昭和49年10月14日、「我が巨人軍は永久に不滅です」の名セリフとともに現役引退したミスタープロ野球・長嶋茂雄。伝説となったあのフレーズはどのように生まれたのか、長嶋本人は何を考えていたのか。本人を含め、当時の関係者に徹底的に取材、「長嶋茂雄引退の日」の真実がいま明かされる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
下町ロコモーティブ
11
*1974年10月14日。後楽園球場での長嶋選手最後の日を圧倒する取材力で描く著書。私も銭湯に行けば先ず3番の下駄箱を探しました。長嶋選手がスランプの時には当時野球ばかりやっていた自分も打てなくなりました。下記のサイトが見つかりました: http://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009030133_000002017/12/17
ライアン
8
長嶋さんの引退試合について書かれたもの。あの有名な名文句ばかりが目立ちましたが、当時はもっと別のシーンが皆さんの印象に残っていたとは知らなかった。そしてそのシーンはファンを大事にする長嶋さんだからこそ生まれたシーンだったし、最後の舞台もあんな凄い言葉を残してしまうというのは本当にエンターティナーだったんだなと思う。2023/12/24
しゃんしゃん
6
「我が巨人軍は永久に不滅です」伝説のスピーチから40年。現役引退までの葛藤を初めて語る。人間の価値とは他への影響力と言えるのではないか。王、イチロー、松井をはじめ記録としては長嶋を上回るスーパースターは数多く存在する。然しファンのみならず時代にまで影響を与えた選手は長嶋以外に存在しないと思う。ファンが喜んでくれるために何を、なすべきか?ファンの為に努力し、結果を出す。どれだけの人たちが長嶋の活躍を我がことのように喜び語り日々の活力としたことだろうか。不世出のプロフェショナル長嶋茂雄。あなたは永久に不滅です2015/04/17
sasha
5
ミスター・プロ野球。長嶋茂雄の現役時代を私は知らない。引退セレモニーのなかで発した「我が巨人軍は永久に不滅です」の言葉だけが、長嶋茂雄引退の象徴として私の中にある。昭和49年10月14日。中日とのダブルヘッダー。それが引退試合であり、1試合目と2試合目のインターバルでグラウンドを1周してファンにお別れの挨拶をしたのが一番の見せ場だったんだな。記者席までをも涙にくれさせた、そんなプロ野球選手はこの人だけだろう。唯一無二の長嶋茂雄。その現役時代を知らないのは、とっても損をしているように感じたわ。あぁ…。2014/10/27
コニタン
4
1974年(昭和49年)10月14日、当時高校3年生だった私は、高校の同級生4人と後楽園球場のライトスタンドにいました。ダブルヘッダーの第一試合が終わって、長嶋茂雄がグランドを回り始めた瞬間、私は「長嶋!長嶋!」「ありがとう!」「まだ辞めないでくれ!」と泣きながら叫び続けていました。この本を読んで、当日の事を思い出しまた涙しました。40年前の出来事ですが、死ぬまで忘れられない。2014/12/30