ブルーバックス<br> 川はどうしてできるのか 地形のミステリーツアーへようこそ

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ブルーバックス
川はどうしてできるのか 地形のミステリーツアーへようこそ

  • 著者名:藤岡換太郎【著】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 講談社(2014/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062578851

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内容説明

川の面白さは、家で地形図を広げて眺めているだけで、「なぜこんな姿をしているんだ?」という謎が次々に浮かんでくるところにあります。標高数千メートルのヒマラヤ山脈を越える川、砂漠でいきなり洪水を起こす川、黄河・揚子江・メコン川の不思議な流路、平地より高く流れる川、ほかの川の流れを奪う川……まるで魔術のような数々の現象は、なぜ起こるのでしょうか? (ブルーバックス・2014年10月刊)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

58
実はこの三部作で一番読みたかったのが本書。車にせよ鉄道にせよ川沿いを通ることが多く、周りの山や平地を含むその風景が大好きだから。でも今回出版順に読んで大正解だった。本書に書かれる内容はほぼ期待通りで、加えて海底の川とか色々新しいことも教わった。そんな中で、著者が敢えて「荒唐無稽と言われるかもしれないが」と断り書きを入れた最後の章が、三部作のまとめの意味もあってすごく面白かった。「検証できそうにもない」と言いながら、それまで論じてきた知見から仮説を立てる発想は新鮮だしそれなりの根拠もある。楽しい読書だった。2021/01/29

翔亀

54
山・海ときて今度は川。このシリーズ、柳の下にドジョウは三匹もいないかと思ったが、この著者の本領発揮という感じ。前二作は最新地球科学を紹介する入門書の色彩が強かったが、そもそも川については研究の蓄積自体がないことも幸いしてか、元々フィールドに強い著者が多摩川や天竜川を歩いて構想した独創が前面に出ている。曰く、多摩川の末端は河口ではなく、東京湾にかつてあった「古東京川」に続き、さらに相模湾沖の水深9200mの坂東深海盆(深海に強い著者の命名)に注ぐ。曰く、天竜川の源流は諏訪湖でなく、信濃川、さらに↓2016/06/27

雲をみるひと

36
川に関するエピソード集。具体例とともにわかりやすく解説されている。海進や海退で川が分割されるなど想像力を働かせられるエピソードも含まれている。科学的な内容でありながら身近なトピックが多く扱われていて読ませる工夫がされている。良本だと思う。2021/09/10

kk

35
川ってものは、蛇行による振れなんかはともかく、ずっと昔から同じような場所を同じように流れてるもんだと思ってました。が、流れの向きが正反対に変わったり、上流と下流が付け変わってみたり、かなり意表を突いた変化を遂げるもんだったんっすね。それと、多摩川。単に東京と神奈川の境としか思ってなかったんですが、なんと、地塊とプレートの境を流れる、地質学的にも特別な川だったとは! こんなに身近な川なのに、何も知らんかった。地味だけど、何か浪漫です。2019/09/23

kaizen@名古屋de朝活読書会

27
#感想歌 川の謎川の原理と歴史から図写真使い説明ていねい 洪水や土石流など災害の視点が弱い人には無理か2017/09/26

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