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内容説明
今こそ、危機に学べ! ニクソン・ショック、プラザ合意、ブラック・マンデー、日本のバブル、ポンド危機、アジア危機、ITバブル、リーマン・ショック、ユーロ危機…過去に起こった11の金融危機から、現代のグローバル経済の仕組みと、そこに至る歴史的背景がみえてくる。次の震源地は果たしてどこに?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
75
ニクソン・ショックから始まりバーナンキ・ショックまでの12の国際金融に関わる話題がその背景などとともに比較的わかりやすくまとめられています。国際金融がらみの歴史を読むにはいいのですが最近の話題については若干物足りなさがあります。2017/07/28
masabi
13
【概要】ニクソン・ショックから新興国危機まで金融史の12事件を解説する。【感想】実体経済と制度の矛盾に端を発した危機と人々の熱狂や盲信が原因となった危機とに大別できる。前者のニクソン・ショックや幾度に渡る通貨危機は事後に制度上の不備が是正されるのに対し、後者のバブルは終わってみないとわからないため学習効果が効かない。リーマン危機など金融の専門家たる銀行が率先して踊っていたわけで複雑なスキームは判断力を鈍らせることと理解できていないものには投資しないといういつもの教訓譚である。 2018/08/04
エリナ松岡
11
僕にとってはなかなか有り難い企画の本で、実際読んでみて現代の金融問題に対する理解が深まったと思います。金融危機は時系列順序さえ忘れてしまう事が多いんですが、これで少しは脳に定着するのではないかと… ちなみに入門というにはちょっと難しいかなという気もしないでもないですが、これ以上易しくするというのも難しい話かもしれませんね。僕自身、チョイチョイググりながら読みました。2018/01/02
プラス3
9
ニクソンショック以降の金融史と金融のメカニズムを、事例をもとにわかりやすく解説。とっつきやすいし、解説もコンパクトにまとまっていてなかなかいい出来。ただ「まとまりが良すぎてもの足りないかなあ」というのが正直な印象。かといって1冊目にしてはムズイような。他の入門書を2,3冊消化してから読むのがよろしいかと。2016/01/18
Daichi
9
入門と書いてありますがミクロ経済についての知識がないとちょっと分かりにくいかもしれません。新興国の通貨危機はFRBの利上げから生じる資金の引き上げが原因であることが多い。中央銀行の介入によって危機は乗り越えられてきたようですが、通貨発行主体のない暗号通貨に関する言及はありませんでした。2015/08/15