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内容説明
「知の巨人」74歳が震災を経て考えた日本の未来。
世の中が前より一層よく見えるようになった――。がんを患いながらも、飽くなき好奇心で精力的な取材を続けるジャーナリスト、立花隆。74歳を迎えたいま、氏は震災後の日本について何を思うのか? 月刊文藝春秋の巻頭随筆全39話を1冊に収録。サイエンス、国際情勢から宗教、歴史まで縦横に論じます。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
254
74歳になる著者だが、相変わらず色んな事について詳しく語れる知の巨人の凄まじさを思い知った。個人的にはクリミア戦争、スウェーデン、ベトナム、ツングースカの話が興味深く読めた。2015/05/24
壱萬弐仟縁
32
2011年初出。立花先生齢74歳(6頁)。世の中がよりよく見えるようになったとのこと。素晴らしい。人間は、これまでこの宇宙で唯一の生命体であることを誇りとしてきたが、その根拠がくずれる日が近いということだ。それが確認されたら、人間の自己認識、世界認識はどのように変るだろうか(65頁)。立花先生の結論は、たとえ厳しい世の中になったとしても、なんとかしてくれる、次の世代の君たちは、という感じである。信頼された以上、やるしかない気にさせられる。直下型地震の際、丸の内は液状化現象が懸念されるという(121頁)。2014/11/24
ロマンチッカーnao
27
久しぶりに立花隆さん読みました。知の巨人健在。といってもこの本自体が少し古いか。。ベトナム戦争の話し。めっちゃ面白かった。兵站を壊そうとして壊せなかった米軍。それを守りきったベトナム軍。100万人以上の犠牲者を出しても最後まで戦えたのは、兵站を守りきれたから。その為にベトナムはかなり以前から戦争準備をしていたらしい。それと、題名にもなっている4次元時計。これが完成すると、地下資源の発掘。大地震の予知等も完璧に行える。なぜ、時計でって思うけどその説明がどうぞ一読していただいて。。通勤中に読む本ではない。2018/01/21
かわうそ
25
★★★★☆いつも通りの立花先生さすがです、立花先生は厳格主義者じゃないところがいい、性格がいいことの表れのような気がする、日本は時計も最先端であることに驚いた、時間とは、状況に応じて変化することが証明されると言う、STAP細胞は細胞にストレスを与えることによって細胞を変化させることが出来る点が画期的になるはずだったという2016/07/25
ふろんた
18
立花隆ももう74歳か。健康面の話も多く、ずいぶんとおじいちゃんになってしまったな。年を重ねてもなお、視野は明るく広くなるそうで、勇気づけられます。2015/01/31