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内容説明
日本人初のエベレスト単独無酸素登頂を目指す登山家・栗城史多氏が、約4年ぶりの新著を緊急出版。4度のエベレスト登頂失敗、凍傷による指の切断からの復活を果たした著者の今現在の想い・考えが語られた、生きる勇気と希望をもらえる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ichi
28
【図書館本】エベレストに無酸素・単独登頂に挑戦している栗城さんですが、凍傷で9本手指を失った。エベレスト級の登山はもう無理か…と誰もが思っていたけれども、リハビリで再挑戦したところまでのノンフィクションでした。自分の弱い部分を隠さず認めることができるようになったことでまた、強くなれた栗城さん。ネットで誹謗中傷が多いですがエベレスト登頂できる事を祈りこれからも見守っていきます!2016/01/20
かおりんご
24
エッセイ。人は、栗城くんのことを素人登山家だなんだというけれど、私は彼の心意気を買いたいと思う。夢があって、それを達成するために多少のリスクは必要じゃないのかな。そんなことを考えながら読みました。どんなネガティブな言葉でもポジティブに置き換えられる発想が素晴らしい。弱いからこそできることってあると思うし、自分を卑下してやらなかったら、何も現状は変わらない。行動した人の言葉には、重みを感じました。志半ばでの不慮の死でしたが、ご冥福をお祈りします。2018/05/29
ユウキ
11
単独·無酸素で8000m級の山を目指すことと「冒険の共有」は本当に両立し得たのだろうか。指9本を失う事故のあと、とある先輩から「この経験を糧にして、自分をコントロールできるようにらないと」と指摘されたという。今回の登頂もネットでの中継が予定されていたという。視聴者と現地でつながることが厳しい自己コントロールを揺るがせていなかったことを祈るばかりです。ご冥福をお祈りします2018/05/21
しょうご
10
栗城さんが鬱を経験していたことは知らなかった。指を失ってなお挑戦を諦めないその姿、自分を奮い立たせてくれる。2016/01/12
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
7
言ってることの本質は、他の自己啓発本を読んでも感じることはできると思う。しかし、自然と向き合うひとが持つ風格と実績、そこにこの方独特の個性が上手く調和して、書かれてる言葉がとても響く。その響き方が心地よかった。また、この著者自身が割とネガティヴな面を持っているが故に、「落ち込んだり凹んだりした時に読むと効果的」なのも、すごくよく理解できた。2016/05/14