文春文庫<br> ワラをつかむ男

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文春文庫
ワラをつかむ男

  • 著者名:土屋賢二
  • 価格 ¥580(本体¥528)
  • 文藝春秋(2014/09発売)
  • お盆休みの読書に!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/17)
  • ポイント 125pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167901660

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内容説明

ツチヤ教授の大人気エッセイ集の最新刊! 「もうたくさんだ」と苦悩の生活に別れを告げ、新天地を神戸に求めて安らぎを夢見たものの、避けても払っても襲うトラブルの波……。非力のツチヤ教授はこの状況に、小理屈、屁理屈、詭弁、曲論でどう立ち向かうのか。「最悪の事態」「女の断言」「問題ありません」「人間の価値」など、理屈と悲哀のユーモア満載の好評エッセイ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

74
久々のツチケンさんのエッセイです。お茶の水大学でのあれこれで笑っていましたが、今回は退職し、神戸での生活が始まってからのドタバタのようですね。理屈と悲哀に満ちたユーモアがたまりません。いつ読んでも安定の面白さです。2015/10/23

10$の恋

38
リラックス・レビューでゴメンネ(^^)ツチケン読書時のBGMは明るい系のジャズやね♪案外、ボブマリーの脱力的なレゲエサウンドも似合う。そして飲み物は「電気ブラン」のロックをチビチビ傾けるのが私のスタイル (電気ブランって知ってる人は居るかな?)。哲学に腰をかけて持論を述べるツチケンは、狭い世界を縦横無尽に本音を吐きつつ闊歩する。これが「クセ」になっちゃう。「だから何なの?」な~んて考えちゃイカン!奥ゆかしい哲学者さんの探求の末のお言葉なのだよ。ただ、深すぎてアハハ♪と笑うしかないのだけどね、我々凡人は。2020/12/05

ち~

35
やはり、奥様と教え子さんの話は断然笑える!退官してからお引越しされたんだとか…街中でバッタリ出くわした時の事を考えて、常にこの本を鞄に入れておこうか…なんて事を考えてしまった…2019/02/28

これでいいのだ@ヘタレ女王

23
不要家族、そして この本と 面白さが戻ってきた。同じ事が起こっても、多面的に見てみると 捉え方によって こうも感じ方が面白く?出来るもんなんなんだな〜と、笑える。煮詰まった時に読むと気分転換に良いかも2015/05/10

いずむ

12
神聖にして侵すべからざる自虐。不届きにして見放されたる惰弱。ツチヤは文章から何かを感じ、読み解こうとするコトの傲慢さを教えてくれる。あるいは、無意味・無価値の何たるやを示してくれる、薄汚れたドドメ色のユーモアと言うべきか。背景には確かに"知性"や"知"そのものが存在していたはずなのに、後から振り返ってみても知的な後味なんて全くしない。屁理屈をこねくり回しているのに、自己弁護どころか、自ら攻撃の矛先を誘導しているようにすら見える。これがかの有名な"現実歪曲フィールド"なのだろうか。いや、もちろん違うと思う。2014/08/12

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