内容説明
高校生の廣瀬一也は、いつものように一人で昼休みをすごしていたところ、近くに謎の黒い球体が浮かんでいることに気がつく。不審に思い近寄って触れた瞬間、一也は見知らぬ場所に立っていた。そしてそこに現れたのは巨大なドラゴンだった! しかもそのドラゴンは記憶をなくしているらしい。驚きながらもドラゴンをおそれず会話する一也を気に入ったドラゴン。孤独なドラゴンに共感した一也は、週末に話し相手をすることに――?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のれん
11
酷評というわけではないのだが、すごく微妙。 聞き分けの良いドラゴンと被差別対象のヒロインを抱え、力の振るい方を弁える少年。すごく正しいキャラだけが出てきて好きになれない(私が捻くれている部分は大きいが)。 オーソドックスな展開ながら唐突な描写が多く、彼らに葛藤や心の変化が薄いため(せいぜい友人になるぐらいか)、盛り上がりにも欠ける。 タイトルも合っているようで合ってないと思う。要素要素は普通にあるのだが、使いこなす造形があかんかったのかなぁ2020/08/16
ホシナーたかはし
9
私敵に、講談社ラノベ文庫初、あらすじとイラストで購入して大正解作品。今までお約束ご都合主義ピー本ばかりだった・・・主人公一也と記憶喪失のドラゴンの物語。一也がチートすぎますが、力の使いどころをわきまえていて、囚われの少女ニルの為に奮闘するところが良いですね。少年が少女の為に頑張る、使い古された感がありますが、最近のラノベに食傷気味の人にはとても新鮮です。2014/07/11
サキイカスルメ
8
面白かった!周りから浮いている高校生一也が言葉を話すドラゴンと出会い、週末の度に異世界へ行って女の子を助けるお話。ニルが好きです。可愛い、すごく可愛い。一也も懸命にニルを助けようと立ち回る姿がカッコよくてよかったです。バカップル化しそうなので、ぜひ期待しています。ドラゴンさんも素晴らしかったですね。お話は王道でよかったです。ただニルの話だけで一区切りした方がよかったんじゃないかな。その後の展開がこの巻でやるには、内容がありすぎだったように感じました。次巻からじっくりした方がもっと感動したと思うんですけれど2014/07/06
シュエパイ
7
週末は異世界へ冒険に、っていうと、何か昔のロボットアニメをおもいだしますね!ドラゴンさんはかっこいいですが、主人公……ウーン・・・・・・まぁいいか!2014/07/28
1_k
6
決して個人的に嫌いではない作風・内容だったが……あまり商業的ではないというか、地味すぎて売れなさそうというか……主人公の謎の超人設定とか終盤の唐突な展開とか無駄が結構あって主に設定構成が素人臭いというか……同人で出ていてもおかしくなさそうな品質・雰囲気。ほんと好みから言ったら嫌いじゃないんだけれど。2014/07/19