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内容説明
団塊世代が75歳以上になる2025年.高齢でも自宅で医療や介護を受けながら暮らすという思いが一層強くなったとき,私たちに用意はあるのか.欧州の在宅ケアの現場を訪問した著者は未来に活かせる知恵を探り,日本各地での新たな医療・介護の実践にも出合う.納得のいく老後を迎えるための一冊.
目次
目 次
はじめに──自分の近未来の姿を探して
第1章 ひとり暮らしを支える─ドイツ─
家族やご近所とのつきあい
よろず相談所
日常のなかの家庭医
ソーシャルステーション
在宅ケアを利用するには
五時から二三時の訪問を支える
市民後見人制度
第2章 暮らしを自分でコントロール─オランダ─
ビュートゾルフ、新しいビジネスモデル
厳冬の訪問看護に同行
自律的なチームで
在宅ケアのルネサンス
第3章 本人の意思をいかす行政サービス─デンマーク─
行政サービスを適切に提供
本人ができないところをサポート
家庭医は妊娠から看取り、離婚相談まで
「分類してあてはめる」から「個人のニーズを見る」ケアへ
現場発の豊かなアイディアと知恵をいかす
第4章 プライマリケアの土台の上に─英国─
全科診療をおこなう家庭医
地域保健センター
チャリティ団体の存在感
ケアホームの向上
現場と教育の協働
第5章 近未来の柔軟な在宅ケアを探して─日本─
支えられる人から支えあう人へ──那須塩原市の「街中サロンなじみ庵」
高齢者の多い団地のよろず相談所──新宿区の「暮らしの保健室」
希望を支える柔軟なケア──長浜市の「訪問看護ステーションれもん」
かかりつけ医の仕事──長崎市の白髭医院とDr.ネット
必要なときに、適切な在宅ケアを
未来にいかせる知恵は何か
おわりに──気持ちのよい昼下がりに
主要参考文献
各国の家庭医
感想・レビュー
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ごへいもち
壱萬弐仟縁
Miyoshi Hirotaka
パスティル
おとん707