内容説明
中国式バケツに盛られた刺身、台湾名物・肉アイス、モスクワの華美すぎるケーキに、ドイツの屋台で売っていた納豆並みに糸を引くナシゴレン、英国紅茶に添えられた宇宙人色のゼリー……。旧ソ連からチュニジアまで、旅した国の滅茶苦茶な食を綴った爆笑の食べ歩き一部始終。鋭く個性的な語り口でネット上に多くのファンを持つ著者の名エッセイ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みとと50
22
面白いな。微妙に昔の話も載っていたけれど、しょっちゅう上の滝と下の大洪水の状態になってばっかり。マーライオン?になるって分かっていても食べちゃうんだろうね。世界中のトンデモ日本食も面白そうだなー。自分では絶対無理だけど。食も美味しい物を描写するより、まずいものを表現する方が筆が捗るんだよね。ペピーノを人生初味わった時とか、椰子の実ジュースとか、中国製インスタントラーメンとか食べた時を思い出した。ネタなんだね。アハハと笑って軽く読める本です。貶める表現が凝ってます。2014/08/27
Madoka.@書店員復帰を目指し中!
21
表紙に掲載されているtwitterのID(May_Roma)を見た瞬間、どこかで見たような気がすると思いながら読んでいたらW杯で日本人サポーターのゴミ拾いの件で炎上をした人の本だった。読まなければよかった。なぜ、著者が炎上を繰り返すのかというのが文章から感じ取れてしまうくらい酷い。食文化はそれぞれの国や地域の伝統的なものであって他国の人間が貶すべきではないし、成人済みの人間が書いたとは思えないくらい稚拙。こういった体験記的なものでイライラしたものは初めて。本文もあとがきも一言多い。空気読めないんだろうな。2014/07/03
たらこりっぷ
10
読み始めればすぐにわかることですが、危険な食事の「危険」という意味が類似したタイトルの本とは少々違います。元のタイトルにアタリ紀行とある通り、作者がいかに世界中で食あたりしたかが記されています。それにしてもよくあたります。こんなに胃腸の弱い人が海外旅行していたら、いつか命を落とすのではと心配になりました。2015/04/12
よっしー
10
タイトルにひかれて読んでみたのですが…どうも合わなかった感じです。ネタというか体験談は普通では出来ない事で気になるのですが、読むのが疲れてしまって…。残念です。2015/03/20
さくちゃん
9
文庫化にあたり「ショック!アタリ紀行」という題から改題したとのことだけれど、もとの題の方が内容を的確に表してるとのでは、というぐらいひたすら食あたりを起こす筆者。表現があまり好きではない部分もあったものの、とても軽く読める一冊。2014/12/04