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内容説明
安倍首相の悲願といわれる集団的自衛権の容認.武器輸出の解禁や日本版NSCの登場,国家安全保障基本法の議論などを背景に,今,日本が急激に変わろうとしている.政府で何が議論されているのか.自衛隊はどう受けとめているのか.30年以上にわたり日本の防衛を取材してきた著者が問う,渾身の一冊.
目次
目 次
はじめに
第1章 不安定要因になった安倍首相
靖国参拝の波紋
在日米軍の奇妙な動き
「オバマに嫌われている」
フェイスブックで元官僚を批判
「こういう憲法でなければ、横田めぐみさんを守れた……」
解釈改憲狙った内閣法制局人事
首相による「クーデター」
第2章 法治国家から人治国家へ
「最高の責任者は私だ」
米艦艇を集団的自衛権で守る
集団的自衛権こそが戦争の口実
「国家安全保障基本法」で空文化される憲法
アジアを引き込む軍拡競争
第3章 安保法制懇のトリック
「間違っている」と憲法を珍解釈
首相が示した四類型
「北朝鮮が米国を攻撃」とあおる首相
米軍とともに海外で武力行使へ
「駆けつけ警護」も解禁
途上国の列に割り込む日本
他国の武力行使と一体化
首相が生みの親「積極的平和主義」
多国籍軍参加への模索
第4章 「積極的平和主義」の罠
武器提供決めた日本版NSC
ミサイル防衛が原点、特定秘密保護法
ウソで塗り固められたイラク派遣
「積極的」だらけ、「国家安全保障戦略」
陸上自衛隊は海兵隊になるのか
第5章 集団的自衛権の危険性
憲法違反を避け続けた歴史
行使解禁求める「ジャパン・ハンドラー」
米政府は「歓迎」を表明した
原点は北朝鮮のNPT脱退
極秘の「K半島事態対処計画」
自衛隊が見積もる北朝鮮との戦闘
押し寄せる難民
自衛隊は北朝鮮攻撃を検討した
米国の要請に応える周辺事態法
自衛隊は北朝鮮対処の演習
第6章 逆シビリアンコントロール
「人助け」目指して自衛隊へ
「オールジャパン」の南スーダンPKO
米国の「名代」担うソマリア沖の海賊対処
モンゴル、ベトナムから高級将校
政治家を動かした海上自衛隊
裏工作の裏側
「愛国心」問う自衛隊幹部学校
終わりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
megumiahuru
夜長月🌙@5/19文学フリマQ38
びす男
壱萬弐仟縁