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内容説明
6550万年前、直径10~15kmの小惑星が、地表に対して約30度で、南南東の方向から地球に衝突した。衝突速度は秒速約20kmと推定されている。衝突地点周辺では時速1000kmを超える爆風が吹き、衝突の瞬間に発生する蒸気雲は1万度を超えた。この衝突によって引き起こされた地震はマグニチュード11以上と推定され、300mに達する津波が起こった。巻き上げられた塵が太陽光を遮り、「衝突の冬」が始まった。
目次
第1章 2013・2・15―ロシアに落ちた隕石
第2章 地球を直撃する天体の衝突頻度
第3章 文明誕生以来記録に残る最大の天体衝突―ツングースカ爆発
第4章 クレーターの科学
第5章 天体衝突と地球史
第6章 激変説と斉一説
第7章 恐竜を絶滅させた天体衝突
第8章 文明史における天体衝突