文春新書<br> 日中食品汚染

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文春新書
日中食品汚染

  • 著者名:高橋五郎
  • 価格 ¥815(本体¥741)
  • 文藝春秋(2014/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166609628
  • NDC分類:498.54

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内容説明

食料の6割を輸入に頼る日本。その14%が中国産です。PM2.5の降り注ぐ大地で基準値オーバーの農薬にまみれて育った野菜、抗生物質を投与された豚肉、規制をすり抜けて流通する遺伝子組み換え食品――。問題は、これらがエキスやスープの素となり、「原産国不明」の加工食品として輸入されていることです。現地では、ガンや先天性異常との関係も指摘されています。厳格といわれる日本の規制も実は穴だらけ。もはや「中国産」という表示を避けるだけでは安心できません。中国の農業研究に40年携わってきた著者が、日本の食にも汚染が浸透している実態に迫ります。

目次

第1章 見えない食品の恐怖
第2章 中国の食品汚染地図
第3章 食品汚染のヒトへの影響
第4章 なぜ汚染の連鎖は絶ち切れないのか
第5章 重金属汚染という難題
第6章 日本産食品は安全といえるか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

20
著者履歴によると、中国他海外調査歴40年とは驚き。食品汚染とは、農薬、化学肥料、食品添加物、重金属、雑菌が付着し、あるいは根や茎等を通じて吸収され、健康に害を及ぼすかその恐れのある環境のもとで栽培、飼養、加工、貯蔵等がなされた食品(16頁)。農水省による和食概念は、料理法、食器、食べ方が日本風で日本産にこだわらないようだ(24頁)。食品添加物は日中間で異なる(30頁)。産業空洞化も両国差異に支えられた面もあろう。著者オリジナルの食品モジュール表は日本人の食卓を猛省せざるを得ない内容(50頁~)。 2014/12/27

乱読家 護る会支持!

4
日本の不完全でザルな食品表示。水質汚染、重金属汚染、農薬大量使用、抗生物質の大量使用、ホルモン剤、不完全なBSE対策、工場排水、コールドチェーンの未発達、遺伝子組み換え食材の氾濫など、怖い怖い中国からの輸入品。意外にいい加減な、日本の食品検査。。。。これからの時代、長生きするのは難しいようです。( ̄(工) ̄)2014/08/27

みさ

2
図書館。重金属、農薬、添加物、水の汚染。思っていたよりもっと危なそうだ。2014/07/12

石塚 哉史

1
中国と日本の食がおかれている現状、特に危険をもたらすと想定する部分が両国に恒常的に存在し、それを産み出す構造の背景と原因を整理した書籍。中国と日本による食品安全面での問題をこれでもかというくらいあぶり出しているので、読んでいるだけでも辟易するほどである。個人的には日中貿易で進展する「食品モジュール化」についての言及が興味深かったので、もう少し記述する頁が欲しかったところ。2014/08/27

須那 雄太郎

1
岡山県立図書館2014/08/11

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