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内容説明
「仕事」「人間関係」から「自分磨き」さらに「趣味」まで、漢文には人間力を高めるための知恵が詰まっている! 『論語』『老子』『史記』など、知っていそうで知らない古典とその名言、エッセンスを身につけ、状況に応じて自分に効く座右の銘を手に入れる!
目次
1 仕事に役立つ漢詩文の名言(仕事にとりかかる前に―遠き慮り無ければ、必ず近き憂い有りなど 努力の大切さを忘れない―十年、一剣を磨くなど ほか)
2 人間関係に生かせる漢詩文の名言(まわりの信頼を得るために―君子は人の美を成し、人の悪を成さずなど 相手の信頼に応えよう!―士は己を知る者の為に死すなど ほか)
3 自分磨きの刺激になる漢詩文の名言(向上心を忘れない―玉も琢かざれば器を成さずなど 何ごとも集中して行う―心中を滅し得れば、火も亦た涼しなど ほか)
4 余暇を楽しむ漢詩文の名言(仕事より大切なもの―帰りなんいざ、田園将に蕪れなんとすなど のんびりと暮らそう―春眠、暁を覚えずなど ほか)
5 漢詩文から生まれた四字熟語(『論語』と『孟子』の四字熟語―温故知新・四海兄弟・余裕綽綽など 『老子』と『荘子』の四字熟語―大器晩成・明鏡止水・大同小異など ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユーユーテイン
15
人生の様々な場面にふさわしい漢文が多数収録されている。その中で私が気に入ったのは、後漢の馬援将軍が残した言葉だ。素行の悪い甥に、謹厳実直な伯高を手本にして人格を磨け、として言う。「鵠(こく)を刻して成らざるも、尚(なお)鶩(ぼく)に類す」(白鳥の像を彫刻しようとしてうまくいかなくても、アヒルくらいには似る)。アヒルに似た白鳥の像って意味あるの?とは思うものの、若者にがんばってもらいたいという馬援の心根が伝わってくる。中国の文人たちを身近に感じ、勇気づけられる本だった。2014/08/11
to boy
12
「人間力」という訳がわからない力が磨かれたのかどうか判りませんが、漢詩をわかりやすく紹介されていてよかったです。『酒国詩郷に此の身を寄す』(高杉晋作)、『琴詩酒の友 皆我をなげうち』などの名句を覚えちゃいました。2014/04/23
AI
3
手軽に楽しめる、漢文の名句の解説本。自分が好きな名句は、「騏驥も一躍に十歩すること能わず。駑馬も十駕すれば、功、捨てざるにあり。」かな。2014/03/29
在我壷中
2
『現下我国看前路 情勢憂内外之共 一億余創生一意 天壌無窮解皇運』私には過年、とある方へ「日本人なら和歌の一つも詠み為さい」と。そんな想いに手にした本でした。漢詩、漢文同様に高校時代の漢文の先生の顔を想いながら読み、詠むのでした。 『いかにして さかすすべなき かなしさよ このよにさけぬ やまざくらばな』2014/08/03