角川文庫<br> リケジョ!

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角川文庫
リケジョ!

  • 著者名:伊与原新
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • KADOKAWA(2016/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041012208

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内容説明

貧乏大学院生で人見知りの律は、不本意ながら成金令嬢・理緒の家庭教師をすることに。科学大好き小学生の理緒は彼女を「教授」と呼んで慕ってくる……無類に楽しい、理系乙女ミステリシリーズ誕生!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

273
5篇の連作短篇。きちんと科学が溶け込んで佳き哉。コペンハーゲンへの留学費を稼ぐのに、厚遇で家庭教師の職を得る事になる律。その生徒理緒はタイトル通りリケジョでね。最終話に仕掛けがありました(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ᴗ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)。帰って来た律、成長した理緒の続編待っています。科学はいいぞーっ。永い地球史の中でも、皆既日蝕は今だけの現象と知った時はときめいたよね。虹は自然現象に依るフーリエ変換だと気付いた時は感動したよ。確証バイアスには気を付けないとねとか思ったり。「カガク的って、こういうことでしょ」2023/07/28

三代目 びあだいまおう

247
なんかやられたぁ、という読後感が正直なところ。主人公の1人、小4の理緒はハンダごてをキーアイテムとする何事にも興味津々なお嬢様。その家庭教師として選ばれたのが夢の海外留学費用に困っていたもう1人の主人公、律。様々な事件を持ち前の好奇心と着眼力で推理してゆく二人と運転手の恵人、展開は面白いんだけど何故か読み辛い。何度も読み返して時間がかかった。でも最終章は感動‼️まじで予測外!思えばプロットがしっかりしてて、これ途中でやめたら損!でもわからないのは、家政婦の使う「いとはん」 なぜいとはん?誰か教えて‼️🙇2019/02/08

おしゃべりメガネ

150
タイトルどおり理系女子=リケジョの活躍を描いたハートフルミステリーです。貧乏大学院生で人付き合いが苦手な「律」は留学費用を稼ぐため、小学生「理緒」の家庭教師をするコトに。しかし、この「理緒」が「律」に勝るとも劣らないリケジョなために二人は予想もしないトラブルに巻き込まれ、次々と解決していきます。理系のイメージする小難しい話もそれほと出てはこなく、結構ヒューマンなネタを中心に話が進むので読みやすかったです。リケジョ探偵二人の活躍にこれからも期待したいです。「律」と運転手「恵人」の今後の展開も気になりますね。2019/05/27

きむこ

94
伊与原さん2冊目。単行本にて読了。ちなみに単行本の表題は『プチ・プロフェスール』。覚えにくいから改題したんだろうけど、読了後はこの表題の方がピタッとくるかな。大学院生のリケジョの家庭教師とリケジョに憧れる小学生コンビの楽しい謎解き♬興味深い科学の話も多く(お手上げの難しい理論はサラッと飛ばし読みして)私も美緒と同じく目をキラキラさせながらリケジョの謎解きを楽しみました♡そして意外な結末にちょっとホロリとさせられて大満足。楽しめました♪★42021/03/22

papako

70
微妙な読後感なのに、なぜか読んじゃう作者の作品。これもいまいちテンポがよくない。そして単行本の題の方がしっくりするかな。物理の理論を学ぶ大学院生の律がリケジョに憧れる小学生の理緒の家庭教師になり、一緒に謎を解いていく。そしてラストに大きな秘密が明らかになり。。。特に科学?なのかと思わないでもないんですが、それは置いといて理緒のあんまりキャラがたってない元気さと、律の賢さの組み合わせはよかった。プラス運転手の恵人との恋模様も。一番のお気に入りは『虹のソノリティ』私も赤緑、見てみたい。2017/08/04

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