文春新書<br> 西郷隆盛の首を発見した男

個数:1
紙書籍版価格
¥1,045
  • 電子書籍
  • Reader

文春新書
西郷隆盛の首を発見した男

  • 著者名:大野敏明
  • 価格 ¥1,001(本体¥910)
  • 文藝春秋(2014/04発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166609581
  • NDC分類:289.1

ファイル: /

内容説明

明治10年9月24日、鹿児島。西南戦争において薩軍の総指揮を執っていた西郷隆盛は進退極まり、城山にて自らの腹に刃を立てた。腹心により介錯された西郷の首級は、官軍歩兵第7連隊の千田登文中尉が発見、山県有朋によって首実検された――。
本書の主人公は、西郷の首を発見した千田登文その人です。現在、金沢市長町の千田家には、表紙に「履歴書」と大書された和紙100ページほどの文書が保管されています。これこそ登文が生前自らしたためた、いわば自叙伝。産経新聞編集委員で歴史にまつわる著作も多い大野敏明さんが、癖のある墨文字で書かれたこの履歴書を丹念に読み解きます。戊辰戦争の生々しい戦いの様子、西南戦争における薩軍の最期、そして日清・日露戦争。この第一級の史料をもとにして西郷の最期に迫り、また軍人として生きた千田登文の生涯を描きます。千田の竹馬の友が後に西郷の盟友・大久保利通を暗殺するという運命の皮肉にも驚かされます。

目次

序章
第1章 戊辰戦争
第2章 西南戦争の勃発
第3章 西郷自刃
第4章 日清戦争
第5章 日露戦争
第6章 晩年
終章 その後の千田家