内容説明
無差別暴力、コピーキャット型犯罪、震災――。「邪悪なもの」「人間的尺度を超えるもの」に対峙したとき、私たちが培ってきた常識的判断や生活者としての論理は瞬時にして無効化されてしまいます。そんな「どうしていいかわからない」状況に置かれた場合、人はどうすれば適切にふるまえるのでしょうか。霊的体験とのつきあい方から記号的殺人の呪い、災厄の芽を摘む仕事法まで、内田さんの智恵の詰まった1冊です。
目次
第1章 物語のほうへ―邪悪なもののコスモロジー(「父」からの離脱の方位 過激派的外傷あるいは義人とその受難 ほか)
第2章 邪悪なものの鎮め方―呪いと言祝ぎ(霊的体験とのおつきあいの仕方 呪いのナラティヴ ほか)
第3章 正気と狂気のあいだ―霊的感受性の復権(人を見る目 そんなの常識 ほか)
第4章 まず隗より始めよ―遂行的予言集(まず隗より始めよ 「おせっかいな人」の孤独 ほか)
第5章 愛神愛隣―共生の時代に向かって(あなたの隣人を愛するように、あなた自身を愛しなさい 学院標語と結婚の条件 ほか)



