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内容説明
現在、日本人の海外移住者は118万人に上る。特に増えている移住先がミャンマー、マレーシア、シンガポールといった新興アジア。富裕層はもちろん、中小企業経営者、金融専門家、IT起業家、学生など多くの日本人が移住している。著者がかつて描いた「資産フライト」は、すでに第二ステージ「人材フライト」を迎えているのだ。
彼らはなぜ日本を脱出したのか? 年収1億円の人がシンガポールに移ると日本との税金の差額は2540万円になるという。あるいは日本人の不動産投資が盛んなマレーシアには住民税・相続税がない。こういった節税、投資、起業の有利さだけを求めてではない。グローバル教育のレベルが高い現地校へ母子留学や、富裕層の暮らしやすい住環境をはじめとする生活のクォリティ等、「新移民」たちの目的は様々。
本書では、これらのカネ・モノ・ヒトの流出の実態を描きながら、彼らの稼いだ在外マネーを日本に還流する方法を提起する。
目次
第1章 ミャンマーは招く
第2章 移住先はマレーシア
第3章 若者はアジアを目指す
第4章 富裕層大国シンガポール
第5章 中国から撤退せよ
第6章 輸出立国という勘違い
第7章 資産フライトは続く
第8章 財政破綻と資産防衛
第9章 愛国心と出国税
第10章 脱ニッポンが日本を救う
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミッキー
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こういった流れが起こっていることを認識。不作為こそ自らを危うくするのだと思いました。自分の行動により、社会への貢献に繋げなくてはならないと考えます。参考になりました。2014/05/18
レーモン
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日本は世界から見ると富裕層いじめをしても脱出しない特異な性質を持っているところです。だけど、これから将来をみて脱出が加速していくかもしれないと考えると、政策や考え方をゼロベースで考える必要があるということを訴えています。ただし、いい方向に環境が変わるかどうかはわからないので、自分自身にとって大切なスキルを身につけ、ブラッシュアップし続けることがやはり重要だと思いました。待っているのではなく、行動することこそに希望があります。2014/03/22
Tamotsu Ikeda
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脱ニッポンの人々が海外で稼いだ富を日本に還流してもらう???そうして富国する???2014/03/17
biblionaire
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フライトさせるカネがねえ(´Д` )所詮庶民はマクロと一蓮托生(´Д` )2013/12/18