幻冬舎単行本<br> 九転十起 事業の鬼・浅野総一郎

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幻冬舎単行本
九転十起 事業の鬼・浅野総一郎

  • 著者名:出町譲【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 幻冬舎(2014/03発売)
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  • ISBN:9784344024878

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内容説明

富山から夜逃げ同然に上京した総一郎は、不撓不屈の精神で京浜工業地帯を築くまでに至る。世界一の貿易立国を目指し、日本に尽くした男の生き様を活写した波瀾万丈エンターテイメント。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モモのすけ

23
かつての浅野セメントから製鉄、海運、造船、そして横浜の浅野学園をつくり、さらに京浜工業地帯を築いた男、浅野総一郎の話である。「あまりに失敗が多いので、『七転び八起き』ならぬ『九転十起』の男とも呼ばれた」という。「人間の目的は『死んだ後まで社会を益すること』を志すにある」2014/01/26

ひよピパパ

6
不屈の精神を持った事業の鬼、浅野総一郎の伝記。夜逃げ同然で東京に出た浅野が、京浜工業地帯を築くに至る様を見事に活写した良書だ。現場主義を貫き、年老いてもなお仕事に情熱を注ぐ浅野の生き様に敬服。一方で、浅野を終生支え続けた妻サクの愛情にも感動する。小倉の発展、そして鶴見の総持寺の移転には、浅野が絡んでいたということも初めて知れた。安田善次郎といい、浅野総一郎といい、富山といういわば裏日本と呼ばれた地域からかくも偉大な人物を輩出したという事実に驚嘆。富山にとっては本書によって郷土の偉人への理解が深まるだろう。2015/07/17

てつろう

6
海賊とよばれた男が出光興産の話だったが、これは浅野セメント創業者の話。前半は少し面白かったが後半はスピードを出しすぎて事実の羅列に近く百田さんが書いたらもっと面白くなったのでは?と思わざるを得ない。それでもこの時代は怒涛の変化が起きて人間的に面白い人が大勢だ2014/02/01

おのちん

5
★★★★☆:感動した一冊。浅野総一郎の生涯を描いたもの。数々の事業を日本の国益のために興した浅野の姿に、従業員を愛する姿に感動を覚えた。2014/03/08

飯田良智

5
久々に面白い本に出会いました。こんなすごい人がおったんですね。京浜工業地帯って、国が作ったんでなくて、ひとりの男の情熱、信念が作ったんですね。こんな男と、同じ富山生まれってことだけで嬉しいです!九転十起の精神、自分も受け継ぎたい!2014/02/08

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