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内容説明
いじめや体罰事件,教科書採択,日の丸・君が代問題…….学校運営をめぐり,頻繁に登場する「教育委員会」とは,いったいどんな組織なのか.学校や保護者とどのような関係にあるのか.そして自治体の首長から教育委員会廃止論が出てくるのはなぜか.見えにくい組織の仕組み,歴史,問題点の全容を解き明かし,抜本的な解決策を具体的に示す.
目次
目 次
第1章 いま、なぜ、教育委員会が問われるのか
1 いじめ問題と教育委員会
2 教育現場との乖離
3 「教育委員会廃止論」の台頭
4 「首長vs教育委員会」なのか
第2章 教育委員会とは、どんな組織か
1 教育委員会の役割とは
2 教育委員はどのように任命されるか
3 エリート教員が支配する教育委員会事務局
4 学校と教育委員会のあいだ――教員評価システムから教科書採択まで
第3章 教育委員会制度は、なぜ誕生したか
1 戦後改革と教育の民主化
2 文部省「生き残り」の謎
3 「教育統制」のスタート
4 廃止された教育委員会法――地方教育行政法案の争点
教育委員会制度協議会
第4章 タテの行政系列のなかの教育委員会
1 確立されるタテの行政システム
3 教育行政をささえる論理は、妥当だろうか
4 荒廃しゆく教育――文科省と首長の二重支配
第5章 教育を市民の手に取り戻すのは可能か――地方分権と民衆統制への道
1 市民の手による教育の基礎条件
2 教育における「政治的中立性」とはなにか
3 タテの行政系列を廃止する
4 教育委員会に代わるシステムへ
あとがき
主な参考文献
感想・レビュー
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おかむら
壱萬弐仟縁
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