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内容説明
「生涯50余戦負け知らず」の理由。
豊臣秀吉の天下統一の原動力となった軍師・黒田官兵衛。生涯50余の戦で負けを知らなかったその極意は、誠実さ、自制心、相手を思う心、不殺の決意であった。信長を裏切った荒木村重を説得すべく有岡城に赴き、逆に1年間の過酷な幽閉を余儀なくされた官兵衛は、救出されて後、私利私欲を捨て、全体を見るという「調略の極意」に思い至ったのである。
その才能ゆえに主人・秀吉にまで畏れられながら、信長・秀吉・家康の戦国3英傑の時代を生き抜いた男の生涯と軍師としての実像を検証し、現代にも通じる、混迷の時代を人間らしく生き抜く智恵を明らかにする。
※【ご注意】この作品には図表が含まれており、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
目次
序章 戦国稀代の智将・黒田官兵衛の人となり
第1章 流浪する家系―時代の要望をいかに掴むか
第2章 小国の家老の家に生まれる―下積み時代をいかに過ごしたか
第3章 毛利か、織田か!?―先を見通す目
第4章 主人に裏切られ幽閉―逆境に強くなる叡智
第5章 中国大返し―ピンチをチャンスに変える