内容説明
「イスラム原理主義」「プロテスタント」「ダライ・ラマ」「式年遷宮」など、ニュースにしばしば出てくる宗教ワードをしらないと、関連する情報をよく理解できないこともあります。そこで本書は、世界の主な宗教のポイントを、図版を使いながらわかりやすくまとめました。みなさんにもおなじみ、やさしい“池上解説”で、もう世界のニュースは怖くない!
目次
1章 世界を揺るがす「イスラム教」が知りたい!2章 「キリスト教」を知れば欧米諸国がわかる!<br/>3章 世界に広がる「ユダヤ教」を知っておこう!<br/>4章 日本人に身近な「仏教」を知っておこう!<br/>5章 「ヒンドゥー教」を知ればインドがわかる!<br/>6章 「神道」を知れば日本がわかる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naoっぴ
63
むむっ、宗教問題は複雑で根深いですね。今現在世界を震撼させているイスラム国、中東問題のニュースは、イスラム教とユダヤ教、キリスト教の歴史を知らなければ理解しづらい。池上彰さんの本はとてもわかりやすいので、大いに納得、大変興味深く読みました。それにしても宗教がここまで世界情勢に深く関わっているとは、知れば知るほど驚きです。これからは世界のニュースの見方が変わりそうです。そして異なる宗教を知ることで、自分の日本人としての宗教観をも自覚するいい機会になりました。2015/11/20
kousei
19
少ないページ数で図解も入れて良くまとまっている。巻末に出典や参考文献の記述がないが池上さんの知識だけで執筆したのなら驚き。中途半端な記憶で熱心な信教者相手に話せないけど教養として小出しできれば良いな。世界って民族と宗教でできていると感じる。後資源問題で諍いがなくなれば世界平和が来るかな。2017/07/26
kaida6213
19
イスラム教、キリスト教、ヒンディー教 、仏教、神道を広く浅く。イスラム教って意外と1500年くらいの歴史なのね。2016/01/17
ryo
17
信仰心のない典型的な日本人なので、宗教と生活が密接な人たちのことがよくわかりよかったです。何に価値を置いているかを知ることは相互理解に必須だなと思いました。信仰心がうすいとはいっても、古事記は好きですし、私の生活の中にも宗教って当たり前にあるんだなとおもいました。2018/03/04
糸車
16
娘経由。ニュースで良く聞く宗教がいくつか。でも人に説明できるほど知っているわけではなく、どこがどう違うのかとモヤモヤする気持ちは娘にもあったらしく、仕事の休憩中にちまちま読んだそうな。わたしは一度読んだだけではきちんと理解できた気がしない。キリスト教、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教、神道。一番身近なはずの仏教、神道さえ表面をちょっと知っただけなのだと思うとなんだかな。とりあえずバッグに入れて拾い読みを続けることにしよう。2025/07/31