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内容説明
戦後長らく、憲法議論は主に第9条をめぐる問題、いうなれば「自衛隊は合憲か否か」に終始してきました。しかし湾岸戦争や9・11以降、安全保障の問題意識は急転換しました。同時にこの間、環境やプライバシーなど「新しい権利」も生まれています。本書ではそうした社会情勢の潮流も踏まえ、世界の憲法動向に精通した憲法学者が、21世紀の日本にふさわしい憲法のかたちを分かりやすく提示。この1冊で“護憲vs改憲”論議に終止符を打ちます。
目次
第1章 憲法学者が日本を亡ぼす?
第2章 世界の憲法比較から見える日本国憲法
第3章 日本国憲法誕生の内幕
第4章 刷り込まれた護憲意識
第5章 安全保障法制の再構築に向けて
第6章 「この国のかたち」としての憲法
第7章 ここだけは改めたい―『改正要綱』の作成を通じて