小学館101新書<br> 北朝鮮はどんなふうに崩壊するのか(小学館101新書)

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小学館101新書
北朝鮮はどんなふうに崩壊するのか(小学館101新書)

  • 著者名:惠谷治【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 小学館(2013/08発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098251698

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内容説明

「金正恩政権崩壊」のシナリオを独自検証。

父・金正日の死後、権力継承と政治手腕に注目が集まっていた北朝鮮の“三代目”金正恩第一書記。長距離弾道ミサイル打ち上げ実験や3回目の核実験にも「成功した」と伝えられ、世襲独裁者の権力掌握は着実に進展しつつあるように見える。だが、内部情報を詳細に分析していくと、軍との確執や熾烈な権力抗争を孕んだ「崩壊間際」の政権事情が見えてくる。

金正恩暗殺、軍事クーデター、民衆蜂起と難民流出、「連邦制」による南北統一、中国人民解放軍の進出、米韓軍による北進・占領……。もし金正恩政権が崩壊するとしたら、どのようなシナリオがありうるのか?

実は金正日の死後、北朝鮮国内では金日成・金正日の巨大な父子像が次々と建設され、金正恩に繋がる世襲の象徴となっている。しかし、裏を返せば、それらの銅像はかつてのレーニン像やフセイン像のような政権転覆の象徴ともなりうる。実際、金正恩暗殺・クーデター未遂事件はすでに起きているとの情報もある――。

いずれ“その時”はやってくる。きっかけは軍の反乱か、住民暴動か? 米韓軍出撃、中朝関係急変の可能性は? 北朝鮮分析の第一人者が書き下ろした初の緊急シミュレーション。

※【ご注意】この作品には地図や表が多数含まれており、お使いの端末によっては よみづらい場合がございます。 お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めいたします。

目次

まえがき 「現実」を知らない金正恩が「権力」に目覚め始めた
第1章 独裁強化と鎮圧システム―「民衆蜂起」は起こりうるか
第2章 人民軍の反乱―「軍事クーデター」の火種はどこか
第3章 最終兵器と“偽装”財政―「核・ミサイル開発」はどこまで進むか
第4章 第2次朝鮮戦争の仮想シナリオ―対米韓「軍事衝突」はあるか
第5章 朝鮮半島有事への対処―そのとき日本はどう動くべきか
あとがき 平和的な南北統一しても北の独裁政権が続くカラクリ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Meistersinger

1
暴動については、非致死性武器などを使った対応でガス抜きに成功している可能性が強いのか。むしろ「金正恩が主導権を取りたがってるらしい」異様な人事(任命した直後に解任とか)から軍部のクーデターの方が崩壊の原因になりそうな(部隊移動に事前の届け出が必要とかの硬直化は、外部がつけ込むチャンス)。韓国の対応の鈍さはルトワック本と合わせると、かなりの不安要因(この本では、あっさり済まされているなぁ)。2013/09/01

いとのり

0
なかなか興味深く読みました。本を信じると北朝鮮からミサイルが打ち込まれたとしても90%のものは打ち落とされ、着弾するものの50%の確立で的がはずれ、当たったとしても北朝鮮のミサイルが第二次大戦レベルのものであるとすれば、1本につき5人程度の犠牲者しか出ないとか。。。もちろん核ミサイルは別ですが。2016/12/15

スプリント

0
共産主義だが世襲の独裁国家。かなり特異な国北朝鮮の現在と今後について語られています。独裁国家らしく権力者の盛者必衰がかなり短いスパンで起こっているのがわかります。軍人と政治家の名前が大量に出てきますが、対外的な成果や評価が皆無なため、まったく記憶に残りませんでした。外からの圧力での崩壊ではなく、北朝鮮国民の中からの力で国を変えていってもらいたいと思いました。2013/08/27

とんび

0
カップ麺のくだりが面白かった。金正恩体制はいつ崩壊してもおかしくないような感じだが、良くまだ持ってるよなぁ。2013/08/27

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