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内容説明
医者を信じるな。無治療こそ最高の延命策だ!
「がんは治療すべき」という通念のもと手術や抗がん剤治療を行い、かえって患者の寿命を縮めている日本のがん治療に疑問を投げかける。「放置すると転移する」「早期発見・早期治療が鉄則」という“がん治療の常識”は、すべて誤り。「無治療が最高の延命策」「検査を受けないのが最良の健康法」などの目からウロコの秘訣を伝授する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
M
62
抗がん剤はがん細胞を殺すと同時に正常細胞も殺す。そのため生命維持に関わる重要臓器がダメージを食らい死に至る(構造激似のため、がん細胞だけに効く薬の開発は不可能)。また、がんの摘出手術をすることで、切除箇所ががんの好環境となりがん増殖(再発・転移)の要因となる。例外のがんや病状や個性人それぞれで一概に言えないとはいえ、医師の言いなりで安易に治療していくことは、体の機能を矢鱈に損なわれることでQOL(生活の質)を低下させ、寿命を縮めることに繋がる。利益主義、実績目当ての医師もいる。自分の頭で考えることが大事。2018/08/23
sas
27
著者の本は何冊も読んでいるので新たな発見はあまりなかったが、改めてその主張に納得した。あんなに元気そうだった「中村勘三郎さんが術後4ヶ月で亡くなってしまったのはなぜか? 」に興味がある人、タイトル通り、がん治療で殺されないことを望む人は読んだほうが良い。手術、抗がん剤、早期発見が大事だと思っている人は、その常識がひっくり返ることだろう。今のがん治療の非常識に愕然とする。3人に1人が癌で死ぬ時代なのに、癌のことを勉強している人は少ない。自分に関係ないと思っていると、取り返しのつかないことになる。2013/10/30
チョコモカ
14
近藤先生の本は何冊目だろうか?読めば読むほど、日本の常識って何だろうか?と、驚く。自分自身の乳ガン検診からの諸々の検査の経験から、とても腑に落ちたし納得出来るものでした。一般庶民に施される治療や、もちろん勘九郎さんの受けた治療は、日本では一般的なものと思われます。しかし、昭和天皇に施されたのは、一般的では無かったという事実。もちろん、先生の考えるベストの選択とは言えませんが、術後直ぐに亡くなるのだけは避ける為に、臓器を丸ごと摘出する手術は避けた…いや、一般庶民もただガン部位を取るだけの手術はダメでしょう!2015/04/20
むっちょむ
13
友人の病気をきっかけに読んでみました。 生死に関わることですら商売になってしまうえげつなさ。 その中で、業界に喧嘩をするような告発をした著者は、勇気あると思います。 とは言え、もし、今私がガンの告知を受けたとしてこの本を読んでいても、放置すること出来るかな。。主治医とか家族に手術を勧められれば悩むと思うし、免疫療法もお金腹\払ちゃうと思う。。いろんな情報があるからどれが本当の情報かなんて素人のは分からないモン。。とにかく自分が家族を守るため、情報は武器になると思う。近藤さんの本、もっと読んでみたい。2014/11/25
金平糖
13
固形がんが対象。著者の本は三冊目だが、主張に揺らぎはない。医学に疎くても(確かに!)と思うことばかり。がん細胞は自分の細胞だから正常細胞と共に殺す抗がん剤など存在しない。正常細胞と同じ遺伝子セットを持っているから免疫療法も然り。がんで体力が奪われている人に、(全摘出)手術したり、毒性である抗がん剤を投与したらどうなるか想像に難くない。体が楽な方法が一番の延命。いずれも、ごもっとも。がんを発見しても無治療が最高の延命策であるから、発見しないのが一番。宿り主たる本人を滅ぼしては元も子もない。自分で考えるべき。2013/09/25