文春文庫<br> 死にゆく者との対話

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文春文庫
死にゆく者との対話

  • 著者名:鈴木秀子
  • 価格 ¥607(本体¥552)
  • 文藝春秋(2013/06発売)
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  • ISBN:9784167271084
  • NDC分類:914.6

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内容説明

人は必ず「死」を迎えます。しかし、その迎え方はさまざまです。若くして死んだ息子、自死した母親、津波で突然に逝った姉――大往生とはいえない形で旅立った人々の死を、残された家族は嘆き悲しみますが、死者たちは、この世に生きる者が「悲しんだりせず、自分と他の人々を大切に、命ある今を楽しく生きてほしい」と望んでいます。本書は大ロングセラー『死にゆく者からの言葉』を読み、死者の呼びかけを聞いたという読者の不思議な体験談を通して、死者と生者の絆、本当の幸せを伝える感動の1冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tadashi Tanohata

21
ベストセラー「死にゆく者からの言葉」を直ぐ買いました。その続編的な一冊です。「・・・言葉」が待ち遠しい。なんだろうかこの感覚は。不思議な読後感は。とにかく内容には触れずに読んでいただきたい。もちろん「・・・言葉」から。北海道の町の本屋さんでの10年越しのベストセラーです。 2016/01/11

銀の鈴

17
「死にゆく者からの言葉」を読んだ人に起こった様々な人の奇跡の回心についてを前半、韓国と日本の歴史と人間を後半、あとがきで東日本大震災への祈り。自殺した母親との出会いは、自殺後も人は光の中に神の手により導かれるのだと知った。遠藤周作やハンセン病が出てくる。キリスト教との縁がこの頃、深いようだ。神谷美恵子の重厚で慎しみ深い内容の後に読んだためなのか、荒廃した私の心には物足りなく感じた。病気で、誰も自分が生きていることを特段必要としていなくても、生きていていいのか、まだ、答えが出ない。2017/08/05

シュウ

6
そんな日がくるのだろうかと思うけれども、それまでの間は、背伸びせず、許すということなのか。時折のグサリとくる言葉が、、耳にいたいですね。タイトルとはちょっと違う印象を受けました。2014/07/06

みけのすずね

3
前著「死にゆく者からの言葉」を読んだ方々が、死者との時間を体験し、回心し、生きてゆく。「自転車と孫」で、息子が亡くなって、家族が互いに責めあうのは苦しいが、許されないから生き続けられ、母として一番辛い罪を嫁姑で耐えたのだろうと感じた。死の前に仲良し時間を持てたらしあわせだが、仲良し時間がなくとも、会ったことのない身内さえも、このような本に出会うことで、死者の後ろ楯を感じることができる。佐藤初女さんや遠藤周作さんとのご縁のお話も楽しませていただいた。2018/06/24

冨樫くんとノス

3
宗教色が強い。この手の、「体験談」ってものを読んだだけでは共感も納得もできないし、こんな風なことが起こり、人が救われるとも思えない。もうちょっと普通の体験談で死について納得させてほしい。2013/06/17

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