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内容説明
「ご飯を減らして、プロテインを飲む」はNG! プロテインが筋肉づくりを促進することはない。ご飯などの主食を少なめにすると、栄養バランスが崩れる。このように、アスリートではない普通の人たちが運動をする際に知っておきたい栄養と食事の知識をわかりやすく解説。健康のためジムに通う人に向けた、スポーツ栄養学の入門書。(ブルーバックス・2013年3月刊)
目次
まえがき
目次
第1章 スポーツ栄養学とは何か
第2章 「食事」で運動の効果は変わるのか?
第3章 栄養素の基礎知識
第4章 エネルギーの基礎知識
第5章 体組成と体重管理
第6章 ジム運動の前・中・後の栄養と摂取法
第7章 ジム運動する人の日常の栄養摂取と食事法
第8章 スポーツとサプリメント
第9章 スポーツ栄養学Q&A
終 章 生活の中にスポーツを
参考文献
さくいん
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
36
理論を踏まえた上での、運動と食事のバランス。加えて、”タイミング”!(かな~り昔の)ジム初日の、スポーツ栄養学専攻のトレーナーからの説明を思い出す・・・。科学的根拠と過去の研究データを交えた解説を目にすると、思わず「”貯金”ができればいいのになぁ~」と怠惰な思いが頭を過る。(笑)スポーツ栄養学Q&Aも、身近な疑問を謎解き。お奨めの「鍋料理」とご飯での”調整”。年末年始のお餅など、時に誘惑に負け、調整のネジがゆるむこともしばしば・・・。何事も、継続は力なり!ですね。2015/01/10
zirou1984
27
昨年引越してから細々とジム通いを続けているけど、とにかく運動と適切な栄養摂取こそが健康への第一であり、間違ったダイエット方が寿命を損ねているだけに過ぎないことを痛感させてくれる一冊。体重制限による減量というのは脂肪以上に筋肉や腎臓、心臓が委縮しているのであり、運動についても直後に体重が減っているのは体内の水分が減っているだけとのこと。必要なのは、運動前に炭水化物を摂取して十分なエネルギーを補給した上で運動することでタンパク質を身体づくりに充て、日々の基礎代謝量を上げることという主張は説得力に満ちている。2018/03/11
なかしー
24
私のお気に入り出版社ブルーバックスからの一冊。 ジムを通う人は勿論、筋トレやダイエットをする人にもオススメな入門編 ※グラフ、表や化学式が盛りだくさんなので特に理系の方。 ・たんぱく質(プロテイン)は沢山取っても意味ない!? ・サプリと競技成績は因果関係はない!? ・過度な食事制限はトレーニングの効果がなくなる!?等…私も勘違いしていた事が多々あり、実のある本でした。2018/12/17
yutaro13
17
良くも悪くも教科書的だが一部内容には疑問符も。紹介されている「悪くない朝食例」は、トースト3枚、ゆで卵、牛乳、柑橘系のジュース、バナナで、低糖質信者の私からすると全然良くない。脳はブドウ糖をほとんど唯一のエネルギー源としているとの記載があり、ケトン体には触れていない。スポーツドリンクは太りやすい飲料ではないとするが、個人的には果糖ぶどう糖液糖の摂取自体を避けたい。Amazonや読書メーターでの高評価で本書を手に取る人もいると思うが、2013年刊行ということもあり栄養学の最新の知見が反映されているかは疑問。2019/02/14
gogo
12
スポーツ栄養学の入門書。この数年間冬はマラソン、夏は筋トレをしている。そのため、筋トレとの関連だけでなく、ランニングと栄養の関連の記述が多いのは予想外の収穫だった。自分にとって特に有益だった情報は次の2点。①食事からタンパク質が取れていれば、筋肉作りにプロテイン摂取は必要でない。②摂取したタンパク質が筋肉となるためには、エネルギーが充足している必要がある。つまり、炭水化物の摂取は重要。巻末の参考文献一覧から見られるように、科学的根拠に基づいた記述で説得的な内容だった。2017/08/26