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内容説明
日米両国で自家細胞(自分の細胞)を使ったがん免疫療法のトップランナーとして注目を集める著者が、DNA医学の考え方、従来の治療常識を覆す、新しいがん免疫療法、自分の多能性幹細胞を使った治療の最前線をわかりやすく解説。本書を読むと、ヒトの体の不思議、そして最新の医学の世界がよくわかる! (講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
50
今のがん治療の最先端に触れられたような一冊。どんどん進んでいくと将来の寿命がどれくらい伸びるんだろうなぁと思った。2013/02/14
マルレラ
13
免疫の基本的な知識から、がんの免疫治療の発展、さらには臍帯血を用いた自家幹細胞治療の将来性について書かれた本。 現在のがんの免疫治療は、免疫チェックポイント阻害薬の開発などにより、本書が書かれた当初から少し発展した印象を受けましたが、後半で紹介されている臍帯血の世間への認知はまだまだ進んでいないのかなと感じました。 免疫やがんの正しい知識が得られると同時に、自家幹細胞による再生医療を理解できる良書だと思います。 2021/04/23
いつき
5
面白い本だった。がん治療の最前線。がんは治せない病気じゃないどころか、そのメカニズムを不死に役立てようとしている。臍帯血のセルによる治療では既に難病を克服し始めている。この本、Amazonでも読メでもあまり読まれていないのはなぜだろう。いい本なのに。2013/05/14
ぁー
3
DNAは最先端医療を担っている。もしも、DNA全てを解読できればガンだって、難病だって治療できる。複製ができたら、脊髄損傷だって治せる。ガンは完治可能な領域まで来ているけども、実際に治療に使うまでは莫大な資金と認可、実験が必要なため、実用には至っていない。この間にも、たくさんの人がガンで命を落としている。本の内容とは関係ないけども、人は必ず死ぬから、ガンは死ぬための人間に備わった『運命』なのかねーーー、なんて考えながら読んでいた。2019/11/06
えりっく
3
勉強しに図書館来たんだけど面白そうでつい読んでしまった!自家細胞治療について!興味深いよ!O-157に感染して後遺症が残った男の子の足の麻痺が治ったって、その後がまた気になるところ!2013/03/06